ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

家を売る人たち Ep. 6

 

ネット上で物件の場所や写真、さらにストリートビューでご近所の様子なども含め、物件に足を運ばなくともかなりの情報を仕入れることができる今日。その上でこれぞという物件はお散歩がてら外観や周辺見学に行きます。って、このあたりの作業は夫がひとりのことが多く、わたしは晴れている日限定のお散歩パートのみ参加なんですけどね。

 

それらのチェックをくぐり抜け、これは部屋の中を見て見たい、よければ住んでみたい、と思う物件があれば、不動産屋さんにコンタクトをとっています。見学当日は、我が家がお願いした物件と合わせ、不動産屋さんに見つくろってもらったその物件に条件の似たような物件を見せていただくことが多いです。

 

今回は、物件もさることながら物件を扱う方々もカラフルだったという話。

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家探し中にパチリ

 

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*くらしのカテゴリーで家探し関連の話を公開しています

 

主な出演者と見学パターン

お部屋見学の際に登場してくる人たちはこのような方々でした。

 売主A(物件の所有者個人または業者)

 売主B(売主A個人が販売を委託している不動産屋さん)

 仲介C(物件を探してくれたり、売主と買主の間にはいってくれる人)

 そして買主D(この場合はわたしたち)

 

そして、見学のパターンはこのようなかたち。

 売主A(業者)が買主Dを物件に案内するパターン。

 売主Bが買主Dを物件に案内するパターン。

 仲介Cが買主Dを物件に案内するパターン。

 仲介Cが買主Dを物件に案内、物件に売主A(業者)または売主Bがいるパターン。

 仲介Cが買主Dを物件に案内、物件に売主A(個人)と売主Bがいるパターン。

 

我が家の場合はこんな感じで進行することが多かったです。

 

ほとんどすすめない人

今のトレンドな営業スタイルなんでしょうか。ほとんどすすめない人たちがマジョリティでした。共感はします。いいですねえと言えば「いいですねえ、わたしもいいなあと思ってました」、ちょっと気になると言えば「そうなんですね、この点は気になるとおっしゃる方多いですよ」とこれまた共感。共感はするけれど、おすすめはしない。

 

知らないことは丁寧に教えてくれる。聞いたことも丁寧に教えてくれる。わからないことは確認してくれる。でもおすすめはしてこない。
 

ほとんどしゃべらない人

無口なのか、のどが痛いのか、ほとんど喋らない人。感じが悪いわけでもなく、良いわけでもなく、ただただ喋らない。喋らない営業って斬新。

 

たまに「はっ」と声をもらしたりするだけでも、何か言い出すかもとワクワクドキドキしてしまいました。でも、やっぱり喋らない。

 

誰におすすめしてるんですか?

「ワンちゃんカワイイですよね〜」「ワンちゃんのドッグランとかにしてもいいですよね〜」……?このワンちゃんトークは誰向けトークなのでしょう。広いキッチンとか、広い土間とか、お子さまがとか、将来のライフスタイルの変更の時にも対応できるとか、いろいろとお話をしてくださるのですが、どれも我が家が想定している話ではなく、話せば話すほど我が家じゃない方向に離れていくので、途中からもしかしたらこの方は見えない別の家族にお話してるのではないかという気になりました。

 

誰におすすめしているんですか? パート2

我が家の苗字が佐藤さんだったとします。「そうなんですよ、佐山さん」「ところで鈴木さんのお勤めはどちらですか?」「こちらです、佐々木さん」「須藤さ〜ん」どんどん変化する苗字。うち……佐藤さんなんですけど。

 

チーム戦

とある不動産屋さんでは、駅での待ち合わせにくる人、物件を見せてくれる人、ローンの説明をする人と次々と参加者が増えて行きました。入れ替わり立ち替わりではなく、どんどん参加者が増えて行くって新しい。先輩の営業に同行して勉強してこい系だったのでしょうか。

 

別の物件に移動するため、マンションの下に降ると、偶然を装った風に不動産屋さんとお取引のある銀行の方まで現れ「ちょうど今日このあたりに来ていまして、ちょうど用事があってお電話しましたら近くにいるということで〜」ともっともそうなよくわからないようなことをもにゃもにゃっと言いながらふわっと合流。まさかのチーム総力戦。

 

ローン一本勝負

もちろん住宅を購入するほとんどの人にとってローンはとっても大事なお話です。ええ、ええ。でも、それってこの物件が気に入って、買ってもいいかなと思い、その次の「でも買えるかな?」という疑問が出てきての検討項目だと思うのです。

 

その不動産屋さんが売主の物件だったこともあり、ローンさえクリアできれば絶対売れるという自信があるからなのか、会話の99%、おまけに1本90分くらいという、見学の中では異例の長時間ひたすらローントーク。我が家ふたりの声を足した分より大きなボリュームと早いスピードで、電卓をばっしばっし叩きながら、途中足してる数字がわからなくなったり、勢いにまかせて叩くものだから数字を打ち損じたりしながら喋りまくること2本勝負。長かった…。うるさかった…。すっかり体力、気力とも消耗してしまいました。

 

奥さん

「おくさ〜ん、おくさ〜ん!」「おくさん、おくさん、おくさ〜ん!」「おくさ〜ん!!!」とガランとしたマンションの部屋で何度も「奥さん」を連呼する人。

 

夫婦の両方がいるのならば、大事な話であればもちろん両方に聞いてもらった方がいいですよね。決定権がどちらにあるかを見切って話をすすめてしまったけれど、実は最終決定権はもう一人にあり、結果NOとなるリスクを避けるためにも、両方いるなら両方に話したい。ごもっともです。

 

それにしてもそんな奥さん叫ばなくてもいいのに…。ついでを言わせていただくと、我が家の奥さんは雰囲気担当なので、現実的な内容を説明されてもあまり耳にはいっていないのです。呼んでいただいていて申し訳ありません。人生の中であんなに何回も奥さん言われたのは初めの経験でした。

 

クイズです

なんだかんだといいつつ、最終的に中古マンションを購入することに決めるのですが、どのタイプの方から購入したでしょう。……そんなのどうだっていいですね。失礼いたしました。回答はいずれ出てくることと思います。

 

いろんな方のいろんなスタイルがあるものですね。喋らない人から喋りたおす人まで、我が家のためにお時間を割いていただき、ありがとうございました。

 

 

わたしのゴールデンウィークとジョニー

 

世間より一足早く、我が家のWiFiが長めの休暇に入っていました。契約しているsimカードの当月分の高速通信分をあっという間に使い切り、残された通信手段はカメ並みの速度分のみだったこともあり、……いろいろ言い訳をしていますが、またブログを書いてませんでした。

 

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オーナーさんは東北のご出身ですね

 

わたしも9連休のお休みに入り、仙台の実家に田植えの手伝いに……というのは冗談で、ふだんはあまり出かけない東京駅界隈の街(丸の内、有楽町、銀座、日本橋)を行ったり来たり、あとはご近所界隈でのんびりと過ごしています。

 

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銀座のほっそいビル

 

東京駅からすぐのところに用事があり向かったところ、どこかで会ったことのある男性とすれ違いました。ハリウッド俳優の美容整形ゴシップのような感じがしないでもない彼。こころなしかやさぐれ感が漂っていますが、以前どこかで会ったことが…

 

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ジョニー・バーバー(仮名)

 

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負傷?

 

写真を撮らせていただいたあと、ジョニー(仮名)に会ったのはどこだったんだろうと必死に記憶を辿ってみました。家に帰ってから写真をスクロール。

 

あ。

 

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いました

 

いらっしゃいました、ジョニー・バーバー(仮名)。去年の春先に大阪の新世界でお会いしたことがありました。新世界で会ったジョニーは若さあふれているのに、東京進出を果たしたこの一年で随分と老けてしまったのか。東京の水が肌に合わなかったのかしら。それともジョニーには東西で生き別れになった兄弟がいるのでしょうか。

 

この方も東京進出されていました。

 

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せんとくん in 日本橋

 

わたしの勉強不足で申し訳ありません、でも、あの、大きな声で言うのもあれなのですが、奈良の名産品って個人的には三輪のそうめん以外存じ上げないのですが、かなり立派なアンテナショップを日本橋にドーンと……ってわたしが口出す問題じゃないですよね。

 

そんなゴールデンウィークを過ごしております。できることなら、あともう9日間くらいお休みしたい。

 

迷い道 Ep. 5

 

ペット可賃貸、通勤ドアドア50分、暖かい部屋だったところに、中古マンション購入というオプションが加わり、というよりも中古マンションにぐぐっと舵を切り家探し続行。

 

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リノベーション

中古マンションを買うとなれば、まずコレ。もともと古いもの、特に古い建物が大好きです。古い外観の渋い建物に住みたい。ツタとか絡んでたらもっといい。大正ロマンです。……きょうび東京にツタの絡んだ古いビルヂング的なものはなかったんですけどね。ステキな外観の古い建物、部屋の中はまっさらなところから自分の好きにリノベーション。これしかないんじゃないかしら。お話を聞きに行ってきました。

 

結論からいうと、こういう作業が合う人と、合わない人っているんだなあと思いました。そしてわたしは後者だったようです。

 

リノベーションできる物件を見つけるだけでも一苦労な上に、間取りひとつ、壁ひとつ、コンセントひとつ……自分で決めなくちゃいけないなんて。今晩何を食べるかでも決断に苦しむ優柔不断、かつひとつの決断にいくらでも時間をかけたいタイプのわたしに、スピード感を求められる決断の連続、しかも結構な期間をそれを続けるなんてできそうにありません。

 

おまけに、見せていただくリノベーション済みのおうちもほんとうに素敵なのですが、なんといっても他人のこだわりのつまった家なので、それがどれだけ素敵だっとしても、所詮は他人のステキなんですよね。わたしのではないんです。雑誌に載るようなこだわりのつまった素敵な家を見れば見るほど、気持ちがどんどん離れていくわたし。

 

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こんなワンコさんの近所に住みたい

 

遠くてもいいかな?

フルリノベーションをするものと決め込んでいただけに、意外な拒否反応に自分でも驚きました。自分でリノベーションできないとなると、そのまま住める中古物件、またはリフォームくらいで住める物件、もしくはリノベーション済み物件。わたしにはできないので、誰かいい感じの作ってください。

 

当たり前のことなのかもしれませんが、いい感じであればあるほどお値段が高く、広ければ広いほうがこれまたお値段がするものですね。いい感じで広い物件、かつ予算を抑えたいとなったら、遠くに遠くに離れていくしかないみたい。もう遠くてもいい?わたしは家の近くで何か仕事を探すので、夫よ、遠距離通勤頑張って。

 

戸建にする?

遠くに住むなら別にマンションじゃなくて戸建でもよいんじゃない?庭も裏庭もある平屋に住もうか。

 

日当たりなくてもいい、かな?

いやいや遠いのはやっぱりナシよね。やっぱり近くがいいよね、近く。あら、この部屋、広さも間取りもちょうどいいんじゃない?まったく日が入らないっぽいけど。でもずっと家にいるわけじゃないしね。日当たり……もういっか。

 

すっかり迷子

希望と真逆の「遠くて」「暗くて」「寒そう」な物件を探し始めたり、検討するつもりのなかったはずの「団地」やら「高層物件」やらまで候補にあがってきたり、出口のない迷宮に潜り込んでしまいました。

 

いやいやいやいや。「ペットと」「近くて」「あったかい」がなかったらそもそも引っ越す意味がわからないです。基本に立ち返らなくっちゃ。やっぱりリノベーション、もう一回見てみようかな。

 

「ペットと」「近くて」「あったかい」……そして「広くて」「ステキな」「遠くてもいいか」「団地」や「高層物件」「寒そう」「暗そう」……え、リノベーション?ずんずんと深い森の中に足を踏み入れていくのでした。

 

森の中の不思議な物件たち

森の中にはいろいろな物件がありました。物件自体は文句のつけようのない好みの建物、同じ区画にいい感じのリストランテやバルがあり、一見素敵なんですが、ご近所さんがスイートがコンセプトのホテルだったり。バルコニーから見えるホテルにちょっと衝撃。

 

前の住人のご趣味はDIYだったのでしょうか。自分で作っちゃいましたか?みたいな壁がリビングにドンとある部屋もありました。壁を自作する人っているんですね。ユニークな自作の出窓がある家もありました。

 

これはなんなのだろう、何かの謎かしらと思うものが部屋に備え付けられていることもありました。その中でも一番パンチが効いていたのがこちら。リビングにいたゴローちゃん。

 

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ワンコさん……

 

「いらっしゃいませ!ぼくは、ゴローちゃんです。差し支えなければ、ぼくを家族にしてくださいわん。」もれなくゴローちゃんがついてくる家。あ、コレがもしや探していたペット可物件なのでしょうか。

 

いろんな物件があるものですね。

 

 

分かれ道 Ep. 4

 

ペット飼育可能な賃貸物件を探しはじめるも苦戦……、苦戦というより、試合になる以前の状態が続いていました。年が明け、春に向けて動く物件の数は増えると思いますが、物件を探し始める人の数も当然増えるシーズン。ますます激しさを増す競争。戦っていける気力がありません。

 

見学にすらたどり着けないことばかりで、夫も若干お疲れ気味です。しばらく物件探しをお休みしましょうと思い切って提案してみました。あわよくばこのまま引っ越し自体が立ち消えになったらいいなとの期待もありました。

 

賃貸物件探しをしばらくお休みすることに関しては(なんならずっとお休みしましょう)夫もやぶさかではないのか「ほんと、きびしいよねえ」と乗ってきました。

 

「いろいろ考えたんだけど、買っちゃってもいいよね」

 

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オットの裏切り

ほほう、そっちですか。そうきました?ワタシ、引っ越しに対して確かに積極的ではありませんでしたが、ペットと一緒に住むということであれば(そして、住んでみたくなるような、気に入った家が見つかれば)まあ引っ越してもよかろうくらいには思っていたのです。

 

ですが購入となると話しは別です。どこかに住み続ける覚悟なんて、まったくもってできていません。しかも東京なんて……、わたしは暖かいところで、お庭の広い(なんなら裏庭もある)平屋のおうち以外の家なんて考えられないのです。そもそも夫だってわたしと同じく、どちらかといえば賃貸派だったはずなのに。はずなのに…、はずなのに、はずなのにいいいいいい。

 

ふわっとまるめこんできた

訴えてみたものの、穏やかに「まあそうなんだけど、このまま家賃払い続けても、ローン払い続けても、まあそう変わらないというか、ローンの方がうにゃうにゃ……」と、持ち家派の優等生的な回答文をしゃあしゃあと言い出しました。

 

一生住むとか考えずに、とりあえず便利なロケーションの中古マンションに住んで、定年になったらマンションを売って、暖かいところに庭のある平屋にうつったりするのもいいかなあと思って。まあまあまあ、賃貸でいいのがあればもちろん賃貸でもいいし。中古マンションも候補のひとつにいれてもいいんじゃない。賃貸も少ないパイをめぐっての争奪戦だし。一生住むわけじゃないし。ふわふわふわ〜

 

断られにくい、ふんわりトークを展開してきました。おそるべし。

 

ごねてみた

とくに説得しようとすることもなく「自分はこう思っている」スタンスで、わたしの気になっていることをふわっと語る彼。意図せずやっているのか、あえてやっているのか。でもまあ、彼の言うこともよくわかります。本気でイヤとなればさすがにわたしの話にも耳を傾けてくれるでしょうし、まあ、まあ、まあ。

 

わああああああ。あやうくまるっとされるところでした。あなたはそうかもしれませんが、わたしはまだ持ち家チームに加わる気なんてありませんし、そもそも引っ越し自体したくないんでした。だいたいあなたも賃貸チームだったのに、なぜそっち側に行ってしまったの?

 

とごねてみる。するとまた、説得するでもなく、流すわけでもなく、ふんわり受け止める。このループを延々繰り返しました。この後、中古マンションも選択肢のひとつとして、家探しが始まるのですが、その間もわたしは思い出したようにごねたおし、ぐるぐると同じことを繰り返すことによって、少しずつ引っ越すことを受け入れていったように思います。

 

コレ、彼の作戦だったのでしょうか。

 

 

 

もうしばらくつづきます。

 

思い出アルバム

グアテマラ、アンティグアのバスターミナル。

乗っけてます。

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賃貸、ペット可物件、おそるべし Ep. 3

 

不動産屋さんで「ペット飼育可」を希望していると伝えると必ず「ネコちゃんですか?ワンちゃんですか?」と聞かれます。まだいない架空のペットの話を、いい大人たちが集まって「ネコちゃん、ワンちゃん」と真面目に話し合っているの様子は、不思議な感じでした。

 

賃貸物件のペット飼育可物件、単身者用は増えているそうですが、都内のファミリー向け賃貸物件でとなると、なかな簡単ではないようです、というお話。

 

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そもそもの物件数が少ない

例えば検索サイトであるエリアの賃貸物件総数が20,000件あっても、「ペット相談」にポチっとチェックを入れただけで、物件数が10分の1、ときにはそれ以上減ることもザラにありました。さらに間取りや家賃などの条件を入れていくと、あっという間に20件程度まで激減、なんていうことも。

 

そして言うまでもありませんが、その20件が見学してみたい物件かどうかはまた別の話です。

 

今の住まいを探していた時も、はじめはペット飼育可物件で探していたのですが、あまりの物件の少なさに心が折れ、もういいや、となったのでした。

 

ペット様、ハードル高し。

 

ペットとは?

数は少ないですが、根気強く探していると(探しているのは夫ですけど)、これはなかなかよろしいのではと思うお部屋が浮上してくることもあります。「ペット相談」で検索していますが、物件を見せてもらう際には念のために不動産屋さんに「ペット可ですよね」と確認します。「記載があるので問題ないと思いますよ。……あ」不動産屋さん固まります。明らかに声色の変わった不動産屋さんがいいました。「ペット飼育に関する細則を確認したんですが……、小動物のみ可能のようです……ね」

 

「ね」って?「……小動物とおっしゃいますと?」

「小鳥とか……、亀とか……、ですね」

「…亀とか」

「はい、亀とか、小動物です」

 

こう言ってはなんですが、亀くらいで恩着せがましく「ペット可」とか言わなくても良いんじゃないでしょうか。

 

椅子取りゲーム

ただでさえ絶対数が少ない中、亀とか(亀にはなんの恨みもないのですが)紛らわしいオーナーのご意向に振り回されながらも、網の目をかいくぐって現れた物件。うちがいいなと思う物件は、当然他の方もいいなと思っています。部屋の見学をと不動産屋さんにコンタクトを取った時には、借り手が既に決まっているということもよくありました。

 

現居住者の退去日と同日に見学させていただくことにしていたのにも関わらず、予定の前日に借り手が決まってしまいました、と言われたこともありました。なんでしょう、この激戦ぶり。一つのペット可物件が市場に現れた瞬間、それに群がる人間たち。想像以上のスピード感で物件が消えていきます。

 

不動産屋さん曰く、もともとファミリー層のペット可物件が少ないため、出てきた瞬間、見学されることなく、条件と写真だけで決める人が多いそうです。うちはまだ動物がいるわけではないので(そもそも引っ越すべき理由すらない)見学せずに決めるなんて考えられませんが、既にペットがいる家族でそのエリアに引っ越さなければならないのであれば、見てからのんびりなんて流暢に構えていたら、いつまでたってもペットと暮らせません。

 

引っ越すの?

連敗に次ぐ連敗のまま新しい年を迎えました。冬です。寒いです。お出かけする気にもなりません。新たな物件が出てくる気配もありません。もうしばらくすると3月、進学や異動に伴うお引っ越しのピーク時を迎えます。ペット物件をめぐる争いもますますヒートアップ。勝てる気がしません。わたしのお引っ越するフリも、そろそろ疲れてきました。

 

しばらくこのお話、お休みしませんか?(そのまま彼の引っ越ブームがフェードアウトすることを期待)

 

「ほんと、きびしいねえ」夫がいいました。

 

 

 

このお話、まだしばらくつづきます。

 

 

 

 

思い出アルバム

チリ、イースター島(Isla de Pascua)

海を眺める7人のモアイたち

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住まいのこと Ep. 2

 

どんな家に住みたい?

 

起きて、食事をして、寝る、出かけて、帰ってきて……毎日の生活の場所。 好きなものに囲まれて、好みの家に住みたい気持ちはあるものの、特定の一箇所に決めたくない気持ちもあり……。

 

「こんな生活スタイルがいい、こんな風に生きていきたい」という考えのようなものはあるのですが、住まい、家そのものに対しては漠然としたイメージすら持っていません。どんな家に住みたいかなんて、そもそも考えたことがないと思います。

 

そんなわけで、一度考えてみようと思います。

 

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持ち家か、賃貸か

とくにこだわりはないので、枯渇することのない豊富な資金があるのなら、つまり買い換えていけるのであれば持ち家でも良いですが、現実的に考えて次々と住み替えるわけにはいかないでしょうから、やはり賃貸に一票です。ずっとそこに住むなんて……、そこまで覚悟を決められません。

 

戸建か、集合住宅か

将来的に暖かい地域で、広いお庭のある平屋の戸建に住みたいなあという希望はありますが、現時点の状況を考えると集合住宅でしょうか。

 

通勤に時間をかけたくないと考えているので、そうなると23区内。実は夫が生まれた時に養子に出されたアラブの大富豪の子供だったことが判明し、莫大な遺産が入ってきた、なんてことでもない限り残念ですが23区内に広いお庭の平屋はなさそうです。赤坂御用地のはしっこあたりを分けて欲しい。

 

マンションであれば、ゴミがいつでも出せる、建物周りや道路、玄関前含む共有部分の掃除、修繕等を管理を任せられるのもありがたい。当然管理費はかかりますが、お手伝いさんに来て頂いてると思えばOKです。今住んでいるところの管理状況がとてもしっかりしていて、そのありがたさを身にしみて感じているから余計にそう思うのかもしれません。

 

その他、こんな家がいい

【これは外せませんポイント】

1)ペット可物件

気に入っている今の家を出ることを考えてもいいかなと思う理由のひとつはこれ。今の物件はペット不可なのです。猫と犬を我が家に迎えることができたらとてもうれしい。

2)冬でも暖かい

方角のことだけではなく、部屋の中でどんな日差しが感じられるか。体感としても暖かさがあるか。

3)通勤時間

ドアドアで50分以内希望。電車内時間が短ければ短いほどよい。

 

【こんなところがいい】

1)戸数が多すぎない低層物件

2)穏やかな雰囲気

3)徒歩圏内が楽しそうなところ

4)チェーン店だけじゃなく、個人店もある

5)文化的な雰囲気がある

6)東京ならでは(その地区ならでは)のものがある

 

【不可】

1)カウンターキッチンはOKですが、コンロ前は壁希望。アクリル板程度は不可。

2)タタミ、カーペット敷

3)変な色の何かとか、壁に不思議な模様がはいっているとか

 

不可部分は分譲ならばリノベーションなりリフォームなりをすれば良いところですが、賃貸の場合は如何ともしがたい。細かいことをいうと、電気のスイッチやその他のいろいろ文字が書いてあるとか、インターコムが変なところについているとか、いろいろあるのですが、そのあたりは検索できない部分なのでとりあえず飲み込んでおきます。

 

雰囲気重視のぼやっとした希望を我が家の作業班(夫)に伝え、作業班による情報収集、物件探しが始まりました。

 

わたしが家探しに積極的じゃないこともひとつですが(夫の引っ越し熱が冷めたらいいのにと思っている)、わたしが探すとどこから見つけてきたんでしょう?という非現実的な物件ばかりリストアップするので、時間の無駄といいますか、役に立たないといいますか……。そんなわけで、わたしの役割は夫の作業を眺めたり、ふんふんとお話を聞いたりする部分を引き受けました。

 

このお話、[くらし]カテゴリーのなかで、まだしばらく続きます。

 

 

 

思い出アルバム

アルゼンチン北部で過ごした、2014年のイースター(4月)

フフイ州ウマワカ(Jujuy, Humahuaca

 

なんの集まり?

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キリスト現る

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撤収

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