ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ハロウィンか、死者の日か、なんなのか

 

10月31日はハロウィンですが、ラテンアメリカ諸国ではカトリックの祝日、11月1日の諸聖人の日を盛大に祝う国もあります。特に、メキシコ、オアハカの11月1日、2日に行われるの死者の日のお祭りが有名。とても行ってみたいお祭りです。

 

10月から我が家の玄関に鎮座していたスカルたち。

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こちらは中米グアテマラのガイコツです。彼ら曰く、グアテマラのガイコツと、メキシコのガイコツは全然違うそうで、メキシコのは原色+仕上げにニスでテッカテカ、グアテマラはこんな感じの柔らかい色調なのだそうです。このスカルたちは、グアテマラチチカステナンゴの市で可愛い、無口な女の子から買ったもの。

 

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チチカステナンゴ(チチ)

そして、ハロウィンとも死者の日ともまるっきり関係ないのですが、ちょっと怪しげ系の子たちも一緒に並べています。

 

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同じくグアテマラサンティアゴ・アティトラン村から連れ帰ってきた、グアテマラカトリックと土着の信仰をミックスして出来上がった民間信仰「マシモン」。そんなマシモン伝説についてご興味のある方は、過去ブログをどうぞ。

 

ameblo.jp

そして日本でもちょっと脚光を浴びた、ペルーの「エケコ」。

 

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ペルーといえば、先月行われたサッカーワールドカップ2018ロシアの南米予選最終節のはなし。勝っても他の試合、もしくは点差次第でどっちにも転がるという泥沼の混戦劇を繰り広げていた南米諸国だったのですが、ペルーはコロンビアとホームでの最終戦、ペルーのシャーマン(霊媒師)たちが、対するコロンビア選手の宿泊先のホテルなどで、呪縛をかける儀式を行っていたとか。

 

www.afpbb.com

 

帰ってくると、こんな感じのものたちに毎日迎えられています。

 

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ハッピーハロウィン!

(絵もさることながら、「サンクスで人気のスティックケーキ!!がファミリーマートにもやってきた」という設定がいまひとつ飲み込めない)

 

 

その他、グアテマラやペールに行ったおはなし

グアテマラ*前置きのようなもの|ひつじ泥棒

グアテマラ*世界遺産の街、アンティグアから。|ひつじ泥棒

グアテマラ*先住民族の村巡り・前編|ひつじ泥棒

グアテマラ*先住民族の村巡り・後編|ひつじ泥棒

グアテマラ*マシモン伝説|ひつじ泥棒

グアテマラ*と言えばコーヒー。パナと言えばここ。|ひつじ泥棒  

ペルー*エケコの国に行ってきた|ひつじ泥棒


 

 

甘栗一筋。創業100年、甘栗太郎

 

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我が家に甘栗太郎さんがやって来ました。東京では四谷と秋葉原、そして山形と盛岡にも店舗があるそうです。

 

www.amaguritarou.co.jp

 

こちらのサイト、可愛らしさがキュキュと効いているんです。

 

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甘栗のライン。可愛すぎます。

我が家に足を踏み入れてた甘栗太郎、オープン。

 

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焼きたてで、湯気がふわわとあがりレンズがくもり、甘く香ばしい香りが部屋中に広がります。甘栗って、たまに食べるものなのでしょうか。わたしは今までほとんど食べたことがありませんでした。随分前に1回、2回、食べたことがあるか…。とはいえ、街を甘栗を煎っているところに通りかかると、あのなんとも言えない甘く香ばしい香りに「おお、甘栗」とその存在感にぐっと惹きつけられます。

 

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お、おいしい。ホックホクでおいしい甘栗でした。こんなにおいしいものを今までなぜ食べてこなかったのでしょう。甘栗太郎、また食べたい。

 

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甘栗太郎リターン! Welcome back to 我が家です。10月7日より「新栗」での販売とのこと。期待感高まります。

 

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お店の方も育った我が子たちの成長を見送る誇らしげな親のように「新栗です」と、愛おしそうに袋を赤い紐で閉じ、手渡してくださったそうです。

 

平らな面の真ん中に横にナイフを少しいれ、左右をクッと押すと、パカっと開く殻。パクっと口に放り込む。甘くて、ほっくほく。おおおお、おいしいねえ。またナイフをいれ、左右をクッ、パカっ、パクっ。おおおお、おいしいねえ。これを延々と繰り返します。

 

新栗、絶品でした。どのくらい絶品かと言いますと、このくらい。

 

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食後のデザートにちょっと…のつもりたったのですが、あっという間に完食してしまうほどの美味しさ。9月に食べた栗も美味しかったですが、10月の新栗、また新しい扉を開いた感じです。

 

甘栗太郎、11月も遊びに来てくれるといいな。

 

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甘栗太郎さんって、M太郎さんの……

 

仙台のゲイシャ専門店・刀、とか

 

もくじ

 

ゲイシャ種専門店珈琲焙煎所「刀」

先日おみやげのセンスが残念な父の話を書きましたが、お土産に限らずいろいろな点において、父の残念な部分をより多く受け継いでいるのがわたしです。もちろんわたしのお土産のセンスも若干ずれ気味。一方、母と姉はちょっとしたものでも相手がうれしくなるものや、キュキュとツボをついてくるセンス。わたしもそっち側にいきたかった。

 

先日実家に行った時、姉からもらったお土産がとても素敵でした。

 

高級コーヒー、ゲイシャの豆

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coffeeroastkatana.wixsite.com

 

仙台にゲイシャの専門店があるとは、まったく知りませんでした。仙台のイケメン・レジェンド伊達政宗の生誕450年を記念するボトルがかわいいです。仙台のコーヒーカルチャー、帰るたびに知らないカフェが増えていて、どんどん変わっているのをヒシと感じます。

 

大きい街・小さい街

わたしの好きなサイズの街は、60%〜70%くらいその街のことを把握できているくらいが好みです。80%超えると知っているところだらけの窮屈な感じがあるし、30%くらいまでになるとやはりアウェイ感が時にさみしい。その点でいくと、仙台サイズは、大きさとして自分の街感もあり、でも知らないところもまだあって、というところが居心地良かったです。

 

同じように感じたのはブエノスアイレスの街もそのくらいの近からず遠からずな絶妙な親近感を持てる街でした。一方、東京や大阪は親近感を持つには大きすぎて、やはり居候感が否めません。まあ居候なんですが。エリア、区単位だとぴったり感なんですけどね。

 

高級コーヒー

世界の超高額コーヒーと言えば、ジャコウネコの糞から取るコピ・ルアクインドネシア産)カペ・アラミド(フィリピン産)、さらにはゾウの糞から取るブラック・アイボリー(タイ産)などがあります。お店で飲むと一杯1万円前後という恐怖な値がつくコーヒーです。また、ジャコウネコさんやゾウさんが商業的に利用されるのかと思うと、個人的にはNOの姿勢を表明したい。

 

ジャコウネコさんとかの特殊コーヒー豆を除いた高級品といえば、ブルーマウンテン(ジャマイカ産)(最近あまり見かけない気がしますが)の一番グレードの高い「No.1」、そしてゲイシャ(パナマ産)、特にエスメラルダ農園のゲイシャが高値で取引されています。

 

姉にもらったゲイシャもパナマエスメラルダ農園。24g(2杯分)で1,080円。ひゃーん。数年前パナマで買ったゲイシャ、エスメラルダ農園のものではありませんでしたが、当時書いたブログを読むと、250gで25ドル(約2500円/2014円1月レート)。これで高いと騒いでいましたが、激安ですね。全くもって現地価格でした。

 

「味」は好みの問題なので、値段が高ければ美味しいかというとそんなことはありませんが、ゲイシャはかなり好きな味です。滅多に飲めるものではないので、じっくり味わっていただきました。おいしかった。

 

 

土曜の朝、浅草のペリカン

 

朝は美味しいコーヒーと美味しい食パン。ふるさと納税で頂いた北海道バターを乗せたトーストでいただくことが多いです。食パンは気に入っているいくつかのお店の食パン、そのうちの1店が浅草の老舗パンのペリカンの食パンです。

 

土曜の午前中に買いに行くことが多いのですが、先週は早めの時間に行ったのに、予約分のみの販売で一般の販売分は売り切れだったのです。残念。通常買いにいくのは夫なので、わたしはおうちで待っていて、夫が手ぶらで帰ってきて残念だった……という先週末。そんなわけで今週はペリカンに予約を入れました。(夫が)

 

【Pelican】東京浅草の老舗のパン屋ペリカン 03-3841-4686 創業1942年

 

朝ごはんの食パンを迎えに出かけます。外は雨。思っていたより随分降っています。

 

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今日はわたしも出陣です。学校と仕事と旅行中以外で雨の中自主的に外に出るなんて、小さな頃以来かもしれません。

 

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朝のお散歩、気持ちいいですね。雨音を聞きながら、道端の金魚も優雅な朝をむあえているようです……と言いたいところですが、正直、なんで「わたしも行く」なんて気まぐれを起こしたのか後悔するくらい雨が降っています。

 

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「標識管理表」なんてあるのですね。ロゴの「mpd」は「Metoropolitan Police Department/警視庁」の略称だと思うのですが、やたら警視庁にしては妙にかわいいロゴを採用しているんですね。

 

「MPD」というと、かつては多重人格障害の略称「Multiple Personality Disorder」でしたが、現在は病名自体が解離性同一障害「Dissociateve Identity Disorder, DID」になりました。そんなことを歩きながら考えていました。雨の影響でしょうか。

 

それにしても降りますね。何かニンジン的なものを目の前にぶら下げないとペリカンまで辿り着かないかもしれません。そういえば、「ペリカンカフェ」で朝ごはんというのも良いのではないでしょうか。まだ行った時はないのですが8月末にパンのペリカンが出店したカフェがあるのです。地元浅草の厚切り「浅草ハム」をつかったハムカツサンドを食べたいなあとずっと思っていたんです。

 

いつも人が並んでいると聞いていて、もうちょっと落ち着いてから…と思っていましたが、こんな雨の朝ならきっと大丈夫。ハムカツサンド!コーヒーはライブコーヒーの豆を使っているそうです。ライブコーヒーで豆を買ったことはないのですが、もんじゃ焼きを食べに行く時に月島のお店を見ていて気になっていました。ビバ・ペリカンカフェ!

 

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……あまかった。お店前にはすでに人々がいらっしゃいます。

 

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さようならー。ハムカツサンドとライブコーヒーには心惹かれますが、雨の中並ぶほど心惹かれるかというとほどではありません。暖かそうな店内を横目に、足早に通り過ぎ、パン屋さんのペリカンへ向かいます。

 

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雨にもかかわらず、こちらも賑わっています。

 

お店に貼ってあったポスターで思い出しました。今月からペリカンドキュメンタリー映画が始まっていたのでした。渋谷のユーロスペースで、12:55と14:45の回の2回上映です。観に行こう。

 

pelican-movie.tokyo

 

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家に連れ帰って来たペリカン。今日はトーストではなく、昨日の残りのサラダとちょうど家にあった普通切りの浅草ハムを乗せて、マヨネーズとブラックペッパーを振って食べました。むむむーん、美味しい。我が家のコーヒーも美味しい。

 

降ってますねえ、雨。

 

 

 

八木山動物園にまつわるどうでもいいような話

 

どうでもいいような話たち

   

ヤンヤンヤヤーン

「やぎやまの〜♪」と思わず口ずさんだ方、仙台出身か楽天ファンですか?「ヤンヤンヤヤーン」とは仙台の八木山(太白区)にある遊園地、八木山ベニーランドのCMソングです。現在はプロ野球楽天のチャンステーマのチャントにも使われています。仙台在住の作家、伊坂幸太郎原作の映画『ゴールデンスランバー』で、主人公役の堺雅人が眠気に意識を持って行かれるその時に(ゴールデンスランバー=黄金のまどろみ)テレビから流れているのもこのベニーランドのCM「ヤンヤンヤヤーン」です。

 

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本日は、八木山ベニーランドのお隣にある、八木山動物園に向かいます。ベニーランドは民間、八木山動物園は市立、そして地下鉄は市営。ベニーランドも八木山動物園も、仙台人にとっても子供時代の象徴のような場所ですが、やはり地下鉄の駅名に、民間企業の事業名をつけるわけにはいかなかったのでしょうか。ですが、駅名の下のベニーランドのロゴに、仙台市のやさしさを感じます。

 

日本一標高の高い地下鉄駅

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ちなみに、2位は神戸市営地下鉄の総合運動公園駅(標高およそ103メートル)だそうです。

 

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ちなみに、八木山動物園、もとい八木山動物公園は、今年4月より仙台に本社を置く輸入住宅会社が3年間のネーミングライツ契約を結び『セルコホームズーパラダイス八木山』の名称となっていました。…ノーコメントです。

 

浅草花やしきの子孫

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東京浅草にある日本最古の遊園地、ロゴの文字からもそのシュールが漂う『浅草花やしき』なのですが、仙台の八木山動物園の祖先なのだそうです。1853年に植物園としてデビューした浅草花やしき、大正から昭和初期にかけては全国有数の動物園としてもその名を馳せていたそうです。その後戦争など時代背景もあり、1935年仙台市に動物を全て売却、それが八木山動物公園の前身で1936年開園の東北初の動物園、仙台市立動物園なのです。

 

ベーブ・ルース来日初ホームラン

「野球の神様」ベーブ・ルース。動物園とはまったく関係のない神様の銅像が八木山動物園内にあるんです。八木山動物園のアフリカ園エリアは、動物園が来る前は八木山球場だったそうです。神様を迎えての日米戦で、日本初ホームランを放った記念のバッターボックス……ではなく、ホームランボールの落下地点にベーブ・ルースがいます。もれなくバットを構えるポーズで写真を撮るボーイズ達にも会えます。

 

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仙台と言えば、笹かま

仙台土産のトップ3は、牛タン、萩の月、そして笹かまです。宮城県の年間ひとりあたりのかまぼこ消費量、2位の富山県に倍以上の差をつけて、38.4本でダントツ1位だそうです。ちょっと食べ過ぎじゃないですか。*かまぼこの消費量の都道府県ランキング(平成28年) | 参照データ

 

*まどさん id:ma-corpus 先日はコメントありがとうございました。萩の月、自分でおみやげで持っていったものを、ひとつしゃらっと頂くのが仙台人のポピュラーな食べ方ではないかと想像します。以前は冷凍萩の月が人気でしたが、ここ数年はホット萩の月も注目のようです。火傷にはお気をつけください。

 

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動物園のメニューを見ると、あながち嘘ではない気がしてきました。笹かまの名付け親「阿部蒲鉾」「鐘崎」などなど数多くの有名店がありますが、わたしは「白兼」の「極上笹かまぼこ」をちらっと焼いてわさび醤油で食べるスタンダードが好みです。おそばに入れて食べたことはありません。

 

国内最高齢のイケメン

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数年前にはNHKの朝のニュースにも出演したことがあるという、日本国内最高齢のゴリラの「ドン氏」。起きていると相当イケメンらしいのですが、もうおじいさんなのでゴロゴロしていることの方が多いようです。

 

いつか遭遇してみたい

最後はこちらです。噂には聞くのですが、この瞬間に遭遇したことはまだありません。一度でいいので見てみたいなあと思っています。

 

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おみやげの話「キャサリンとナンシー」

 

先日傘を忘れた夫を駅まで迎えに行くと、ケーキの箱を片手に持って立っていました。ハロウィン仕様のモンブランといちごのショートケーキ。このふたつ、子どもの頃は苦手で食べられなかったのに、大人になって大好きになった食べ物たち。

 

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帽子はもちろん、目や口のチョコまで美味しかったです。うれしいおみやげありがとう。

 

うれしいおみやげは人を幸せにしますが、時に、人を困惑させるおみやげというものも存在します。

 

わたしの父のことなんですけどね。まあおみやげのセンスがないというか、おみやげ以外のところのセンスがそもそもないというか。こんなこと言ってひどいなあというのは分かっているんです。おみやげって、気持ち、ですものね。

 

現役の頃は出張も多く、単身赴任の時期も長かったザ・昭和のサラリーマンの我が父。家に帰る度にちょっとズレたお土産を買ってきては、家族を困惑させておりました。

 

ある時、アメリカ出張から戻った父。こどもの頃のことでしたので、アメリカうんぬんには興味はなく、関心は「わたしのお土産は何か」一点。チョコレートなのか、お人形なのか、ワクワクして父の帰りを待っていました。

 

「ただいまー」と玄関のドアが開くやいなや、父のスーツケースに一目散です。「おとうさーん!」こどもってかわいいですね。「まあ、待て待て」と嬉しそうな父。そして大きなカバンからわたしへのおみやげを取り出しました。「今ねえ、アメリカでは名前の入ったコップが流行ってるみたいなんだよ。はい、おみやげー」

 

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 ……。

 

Ca...キャ、キャサリン

 

わたし「こ、これってなんて書いてあるの?」

父  「キャサリン

 

あなたの娘はいつからキャサリンになったのでしょうか。英語の読めない娘にも、これが自分の名前ではないことは分かりました。こういう時はどんな気の利いたリアクションをしたらいいのでしょう。「は〜いいっ!マイネームい〜ず!キャッサリーン!」と父のボケにのってみたらよかったのでしょうか。もとよりこれはボケだったのでしょうか。自分がこの「キャサリン」と書かれたマグカップを手にした時、どんなリアクションを取ったのか全く記憶にありませんが、母が大きなため息をついたような気がします。

 

1)いろんな国、もちろん日本にもある「名前付きなんとか」の存在を知らなかった

2)「名前付きなんとか」は「『持ち主の』名前付きなんとか」であってこそという概念がなかった

3)娘の名前はキャサリンだと思っていた

4)名前付きのマグカップはそもそも流行っていないことを知らなかった

5)父の渾身のボケだった

 

それとももっと何か別の理由でしょうか。なぜキャサリンマグカップだったのでしょう。

 

こんなことが続いたあとに、我が家で「おみやげはいらないからねー」というのは、遠慮などではなく、文字通り言葉通り「おみやげはいらないのである」と認識されるようになりました。

 

ちなみに、ふたつ上の姉へのおみやげはこちらのようなものでした。

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