長期の連休中はブログを読む人が少なくなるそうです。せっかくの機会なので、読む方が少ない間に普段あまり書かないようなことを書いておきます。
世の中には、本人の意図とは関係なく、犯罪に巻き込まれることがあります。もらい事故のようなこともあれば、それはあなたをターゲットにした出来事かもしれません。
もしかしたら自分に何か落ち度があったのではないか……と思ってしまう方もいるかもしれません。
ですが、悪いのはあなたではありません。悪いのはその人です。
さて、露出症(露出障害/露出狂)のはなしです。
これまで、触ってくる痴漢にあったことはないのですが、見せてくる露出症の人には2度、3度、いや4度遭遇する不幸に見舞われています。
電車の中で
中学3年生の時。学校が終わり、習い事の教室に行く時の電車です。
夕方、下校の学生たちと、早めに終わる会社員がぼちぼち乗り始める時間帯。席は全て埋まり、立っている人はいますが、お互いが触れるほどは混んでいません。
それほど長くない乗車時間、開かない側のドアの近くでぼーっとしていると、後ろ斜めの不快指数がぐぐっとあがってきました。接触するほど近くはないけれど、なんか近すぎる。
見なきゃいいのですが、見ちゃいけないものって反射的に見てしまいますよね。ジャーン、露出男現るです。
地下鉄で
学生の頃の夏休みのできごと。大学病院で、実習の学生たちに囲まれながら親知らずを抜いた後、友だちとの待ち合わせがあり、地下鉄に乗りました。
途中の停車駅、仙台市営地下鉄の旭ヶ丘駅は、台原森林公園内にあり、ホームから公園が見える設計です。
photo: 旭ヶ丘駅西側・台原森林公園 | 仙台市旭ヶ丘の紹介 写真58枚
ちょうど公園が見える側を向いて立っていました。ホームに地下鉄が入り、見るともなしに公園をみていると、公園側に等間隔に並ぶ柱の影から、ひょこっと何かが出て、しゃっと消えたように見えました。
おやおやと、ひょこっとした方面を見ると、柱の陰から人の顔。目があうと満面の笑顔?と思った時にはもう遅かった。柱の陰からジャーンですよ。
不幸中の幸いだったのは、親知らずを抜いたばかりの顔面麻痺状態だったので、おそらく露出男はわたしの顔にどんな表情も見いだせなかったと思われます。
ファミレスで
閉店近い時間帯の西新宿のアイランドタワー1階に入っているロイヤルホスト。友だちと2人で、アイランドタワーのメインビル側の窓際の席に座っていました。窓の向こうはツツジやドウダンのような背の低い生垣がありました。
何かを感じたのか、ふと窓の向こうに視線を向けたらジャーンです。
駐車場で
日付もまわろうかという時間帯の、仙台駅東口にある駐車場。停めていた車の中に入ると友人からの電話。話をしながらパーキングチケットを出し、駐車スペースから車を出し(よい子は先に電話を切りましょう)、窓を少し開け、出口に向けてハンドルを切り返そうとした時、運転席の窓が「コンコン」。
左耳からは友だちの声、少し空いた窓の隙間から入ってきた「すいません」の声。振り向くと、ご存知の通りです。ジャーン。
露出症の方々、タイトルにヘンタイと入れておりますが、ヘンタイ欲求自体は個人の自由だと思います。ただし、その衝動を実行してしまうことは大問題。ご病気かと思います。ご自身でどうこうするのは無理かと思いますので、コントロールする術を身につけることができるよう、早めに専門家の診断を受けてください。