ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

上海のゴミ事情(7/1からゴミの分別条例スタート)

 

この1ヶ月ほど上海関連のSNSなどで見かけない日はない話題「上海市生活ゴミ管理条例」が、本日2019年7月1日本日より中国全国に先駆けて施行されました。来年度末までに中国の大都市(46拠点)で順次施行されるそうです。

要は「ゴミの分別が始まりますヨ。違反者には、個人、業者とも罰金ですよ」ということです。

え、今まで分別してなかったんですか?とか聞かないでください。

ゴミの分別が血肉に染み込んだ国の人としては、ゴミを分別しないってどうやって捨てたらいいのかしら?と不安になるほど、一つの袋に何でも入れていいこと自体に戸惑いを感じていたのですが、ようやくこれからは心穏やかにゴミを捨てることができます。

 

生活ゴミの分別は4つ。

1)生ゴミ

2)乾いたゴミ(1、3、4以外の生活ゴミ)

3)有害ゴミ

4)リサイクルゴミ

 

4つだけ、すっごい簡単。なのですが、新しいことを導入する時、混乱するのは人の常。「ザリガニなど硬い殻のついた食材は生ゴミか、乾いたゴミか」と「ちまきを巻いている葉は生ゴミか、乾いたゴミか」と、不毛な、でもまあまあ切実な質問がSNS上に並びます。

 

そこで登場したのが「ペッパピッグ」。

ペッパピッグが食べることができる→1)生ゴミ

ペッパピッグに与えてはいけない→2)乾いたゴミ

ペッパピッグが食べたら死んでしまう→3)有害ゴミ

ゴミを売ったお金でペッパピッグが買える→リサイクルゴミ

 

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わかりやすくなったのか、よりざっくりしたのかよくわかりません。

 

個人的には、リサイクルゴミの「ビン、プラ、カン、ダンボール、紙などなど」これらの分別は一切なく、全部まとめてリサイクルゴミというのが気になっています。

 

 

 

 

週末台北さんぽ*アラカルト

 

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宝くじ屋さん

梅雨の台北、お天気アプリを開いてもずっと雨が続いているのですが、この週末はたまたま梅雨の中休みでした。ありがたい。

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棺桶パン

以前テレビで見たことのある、台南グルメ代表の棺桶パンに台北で偶然出会いました。厚切りの食パンをくりぬき、シチューを入れて、フタをするあれです。

テレビで見たのは普通の四角い食パンのトーストで、フォークとナイフで食べていましたが、ここで出てきたのはハーフサイズの長方形の食パンを揚げたやつ。手でもサクッと食べやすい感じでした。

この長方形の食パン、上海でもよく見かけます。すこし厚めのハーフサイズ。あえてこのサイズにする意味ってなんなのかなーと気になっていたのですが、こういう使い道なのか。 

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上海のリトルマーメイドでも1/2食パン

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2つ買うと、もう1つおまけ!(これはOK)

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1枚買うと、もう1枚!(「枚」はどこから?)

この上の写真、上下で1枚の看板だったのですが、入っている数字が違うだけで、文法もまったく同じな中国語、同じ英語なのに、なぜ日本語だけこんなにいろいろ変わってしまったんでしょう。気になります。

言葉といえば、今回改めて気になったのは、同じ中国語でも台湾と上海では随分違うものだなと。どの言語も、国や地域が違うといろいろ変わってくるので当然と言えば当然なんですけど

例えば、中国語で四はスー、十はシューなのですが、台湾では両方ともスーの音に聞こえるんです。

ただし、四のスー(↘︎)と十のスー(↗︎)ではイントネーションが違うので、中国語のできる人には違いはきちんと聞き分けられるんだと思うのですが、中国語のイントネーションの概念がまったく入ってこないわたしの耳には、四階も十階も、四時も十時も区別がつきませんでした。四十四にいたってはスースースー???

今までどの外国語をやってきた時も、発音>>>イントネーション/アクセントくらいの意識だったのですが、あらためて中国語は発音<<<<<<<<イントネーション/アクセントの言語なのだなーと。

ま、発音とかイントネーションとかうんぬんの前に、こんにちは・ありがとう・さようなら以外の中国語を覚えるのが先ですね。

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優先席のシールがシュール

ちなみに女の子バージョンのステッカーも見かけました。

 

週末台北さんぽ*小籠包フタタビ

 

前回台湾に来た時にもせっせと小籠包を食べたのですが、今回も行って来ました。

今回は観光地の中正紀念堂の前に本店がある「杭州小籠湯包」の2号店、民生東路店です。

 

杭州小籠湯包(ハオジョウシャオロンタンパオ)民生東路店

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こちらの民生東路店の内装は、「世界のタンゲ」とも言われる、都庁やフジテレビ本社ビルなどで有名なあの丹下氏の事務所がデザインされているそうです。

っとお店の入り口横に設置されているモニター(外観写真の真ん中青いのがそれ)で「杭州小籠湯包の歴史」が流れており、店内に案内されるまで、お店についての予習ができるようになっています。

小籠包屋さんって儲かるのですねー。

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小籠包だけでも、蟹味噌たっぷりや、ヘチマがはいったものなど何種類もあるのですが、わたしは一番オーソドックスな、このザ・小籠包を食べ続けたいらしい、という結論に達してからは、まったく迷うことなくふつうの小籠包のみをオーダーしています。

台湾らしい薄い皮、たっぷりのスープ、豚肉はふわふわして上品な味ですがしっかりと味がついています。このまま食べても美味しいし、もちろん生姜と酢につけて食べても美味しい。幸せの味がしました。

クーラーが効いた部屋でしたので、冷めないうちにとあっという間に完食。幸せは冷めても美味しいけれどお熱いうちに。

 

 

こちらは前回の小籠包ブログ

whostolemysheep.hatenablog.com

週末台北さんぽ*松江市場の巻

もうひとつ市場に行って来ました。こちらは大型スーパーのような大きな建物の中に小さなお店が間借りしているタイプの市場。商売の神様「行天宮」の近くにある、地元感溢れる「松江市場」です。この辺り夕方には夜ごはんのおかず屋台的なものがたくさん出ていて、楽しげなエリアでした。

本日後半にはフレッシュなカエルの生肉が1体登場しますので、苦手な方はご遠慮ください。ふだんのブログには生々しいものは登場しませんので、またお越しいただけますと幸いです。

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←1階 地下1階→

こちらの「松江市場」、地下と1階はスロープのようになっていました。地下には精肉店が並んでいます。お肉売り場はなかなかの生々しさ。各部位はもちろんのこと、臓器がひとつひとつぷらんと下がっていたり。

地下では豚肉、牛肉、鶏肉と各種住み分けされていましたが、地上階は自由なレイアウトで共存しているようでした。

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ベジタリアンのお惣菜屋さん

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ネイルのワゴンセール

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お店に人影はなくひたすらグツグツ煮えていた鍋

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松竹菊?菊?(二度見)

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ん?

そしてあれです。カエルのなま肉。アウトな方はまだ遅くないので、ここでそっと画面を閉じてください。

驚いたのはカエルの肉そのものではなく、売り方と言いますか……。カエルならカエルを扱うお店なのかと思いきや、カエルを売っているというよりも、カエルも売っているお店。その日に手に入ったものを売るという感じなのでしょう。自由なスタイルで良いですね。

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お魚と、カエルと、イカ

大変失礼いたしました。

よろしければ気分転換にこちらをご覧ください。

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お口直しにどうぞ

 

週末台北さんぽ*東門市場の巻

 

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東門外市

1930年代から今も現役という、台北市中心部にある東門市場に行ってきました。まずは外市場をぐるっと。週末ということもあり、1週間分の食料をもりもりと買う人たちがたくさん来ていました。

ショッピングカート率が高く、狭い路地ですれ違いざまにお互いのカートがガッチャンガッチャンぶつかります。すいませんと言うことも、ちっと舌打ちすることもなく、お互いにまったく気にすることなく強引にカートを引っ張る台湾マダム。ステキでした。

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みんなカートでお買い物

外市場をふらふら歩いた後は、密集する店舗にトタン屋根をかけて連なった東門市場へ。他の市場は「市場」という独立した大きな建物があって、その建物の中と外周にお店が並ぶスタイルが多いようですが、東門市場はアーケード街(トタン屋根だけど)なスタイル。日本の市場と商店街を足して中華パウダーを振りかけたみたいな雰囲気で、馴染み深いものがあります。

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東門市場

外市場には主に野菜があり、トタン屋根の下のこちらでは、ありとあらゆるものが売られていました。

肉屋ではおばちゃんがバッサバッサと鶏肉をさばき、魚屋ではおじちゃんがバッサバッサと魚を下ろし、南国フルーツがもりっと売られている果物や、お惣菜屋さん、お蕎麦屋さん、金物屋さんからブラジャーやブリーフまで、ずらり勢ぞろい。

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からすみもあった
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カラフルな太巻き→フルーツ→おそば→キムチ

その合間に出来立ての豆花を食べさせてくれるお店や、行列のできる魯肉飯のお店、こじゃれたアイスクリームのお店、おすすめサイトでみかけた点心のお店なんかも入っていて気分が上がります。

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活気ある市場の食堂はみんな美味しそう

たくさんのお店があるなか、人気のお店は早々に売り切れているようでした。通りかかった時にはむき海老が1枚の小皿にあるだけで、次に同じところを通りかかった時にはもう氷の山のみなど。かと思えば、まだまだお魚がピチピチしているお店もあり。

人気店とそうじゃないお店はあるのかなーなんて見ていたら、今から店を開けるというのんびりなお店もあったり。自由度の高い台北の東門市場でした。