ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

異国で思う故郷

 

ニッポンのスーパー in 海外

 

海外在住、長期滞在の日本人が1度や2度は訪れるであろう場所といえば、日本の食材などを扱う日系スーパー、又は韓国や中国などアジア系スーパーではないでしょうか。

 

品揃えはピンからキリまであり、現代においては日本のスーパーとまったく遜色ないスーパーもいっぱい。

 

タイ・バンコク拠点の『UFMフジスーパー』のチラシ:UFM Fuji Super

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アメリカ・シアトル拠点の『宇和島屋』のひき肉の陳列がすごい記事

*リンク切れのため削除いたしました(02/16/2020)


 上を見たらキリがないですが、そこまでじゃない方もまあいろいろ。日本食とは名ばかりで、現地ブランドや隣国から輸入されている「日式」商品メインのお店も多いです。むしろ、世界的にいえばこちらが大多数かもしれません。

 

ブラジル・カンピーナス拠点の『ナシ』(お世話になりました!):Nashi Empório Oriental

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おそらく全て買取で輸入しているでしょうから、税金、輸送費だけではなく廃棄リスク分も販売価格に上乗せドン。日本の2倍から3倍で料金設定されているところがほとんどですが、それでも「ない」のと「ある」のでは全然違います。

 

最初は「高い」「賞味期限がやばい」と驚くことがあるかもしれませんが、滞在期間が長くなるにつれ「まあ、あるだけいいじゃない」と寛大になってくるものです。

 

海外のスーパー in ニッポン

一方ニッポン。この10年15年あたりで輸入食材を扱うお店が一気に増えました。身近なメジャーどころといえばカルディコーヒーファームスーパーマーケット成城石井あたりでしょうか。

 

外国人客が多く行くだけでちょっとした海外旅行気分を味わえる、老舗高級スーパーマーケット紀伊國屋インターナショナル(青山)、日進ワールドデリカテッセン(麻生)、ナショナル (麻生、広尾、田園調布)などもあります。

 

上記が欧米系の代表チームとしたら、南米のランカーは、ブラジル、ペールを主力にしているキョウダイマーケット(五反田)でしょうか。

 

大手だけではなく、日本でも小さいながらも地域に根ざして頑張っているスーパーもあります。関東のとある団地の商店街にあるブラジル系スーパー。

 

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上左から定番のチョコレート菓子ビス、ソウルフード的な豆と肉の煮込みフェイジョアーダの缶詰、そしてこれなしではクリスマスを越せない、ブラジルお菓子のトップブランドバウドゥッコのパネトーネ。さすが輸入品、高い。…ですけど、地球を半周ぐるっとしないと手に入らないと思えば買っちゃうんでしょうね、きっと。

 

下はブラジル定番の軽食メニューです。左のパステウはパイ生地にお肉やチーズを入れて揚げたもの、右のサウガードスはコロッケ的なもの。海外の日系スーパーで、日本人がお寿司や焼きそばなんかを懐かしむように、遠いブラジルから来ているみなさんも、ここでブラジルの味を思い出すのでしょうか。ただ、気になる点がひとつ。

 

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一番下に赤字で「お時間20分ほどかかります」とあります。冷凍だったとしても、揚げるのなんて数分じゃないでしょうか。まさかこねるところから始めるわけじゃないですよね。ましてやブラジル時間の20分、日本時間の40分位かかりそうですけど。大丈夫でしょうか。ああ心配。