ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

男子入るべからず

 

 

毎朝、2区間分地下鉄の「女性専用車」を利用します。利用している路線では、その車両は平日朝9時30分までが女性専用車となっています。わたしの場合、乗降する両駅とも、その位置がたまたま改札口へのベストポジションという理由で利用しています。

 

乗る時間はその日の接続具合によって若干のズレはありますが、9時22分、24分、27分発のどれかにあたることが多く、ギリギリ女性専用の時間帯。

 

ギリギリといえど、女性専用の時間。車両内には当然女性だけなのですが、意外にそうでもなかったりします。ほぼ毎朝、様々な理由(?)で乗車してくる殿方が一二名いらっしゃいます。

 

ほとんどのケースは「うっかり、気がつかず」というもの。その場合、半分以上の人は次の駅に到着する前に、何かしらの違和感と、もしかしたら数人の(含むわたし)の視線を敏感に感じ取り「おっ」という感じで隣の車両に移動されます。

 

中には周りにチラッと聞こえる程度の小さな声で「あ、いやあ、間違えた、ブツブツブツ……」とつぶやきながら出て行く人も。わかります、その焦りと驚きを小さな声でわざとではないとアピールしたい気持ち。そんな様子を暖かい目で見守る女性陣。

 

周囲の様子が「なにか違う」と察する人がいる反面、もちろんまったく何も感じない方達もちらちらいらっしゃいます。何事もなく、堂々とされていらっしゃいます。時には並んでまで女性専用車両に乗り込もうとする男性も。

 

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この方は乗る直前に「はっ」と気がつかれまして、隣りの車両に乗られました。

 

こういう時や、前のファスナーが開いている時、声をかけるべきか否か、なんとかけるべきか、どのタイミングでかけるべきか、こちらもドキドキします。