引き続きお蕎麦の話。
「お蕎麦の美味しさがわからない」と2日前のブログを書いたのが実際は1ヶ月ほど前なのですが、その翌日からせっせと蕎麦奉公に出ておりました。条件を揃えるため、どのお店も2回づつお邪魔し、初日はせいろなどをつけで、翌日はあたたかいかけを。10数軒は通わせていただきました。もう自分が何者なのかわからなくなってきます。お恥ずかしい。
最初は、やはりお蕎麦の良さがわからず、蕎麦とはこういうものなのだと諦めかけていました。お蕎麦つゆも濃いですが、蕎麦の世界も想像以上に濃かったです。
そんな気持ちを奮い立たせ、「おお」と思うお蕎麦と出会えるはず、今日こそはと信じお蕎麦屋さんへ向かいました。その中の3店をどうぞ。
まずは「梅三」です。「うめさん」だと思っていたら「うめぞう」でした。
水道橋・神保町にある蕎麦屋「梅三」の旨い日本酒で忘年会を満喫
梅三のランチは、せいろとかけに天ぷらがついてくるんです!ここ、わりと最近行ったお店なのですが、毎日せいろとかけばかり食べていたので、天ぷらがついてきたことにえらい感激。さっくさっくの天ぷら。もちろんお蕎麦も美味しいんですけどね、さっくさくの天ぷらが…。そして穏やかで優しそうなお店のご主人がどちらの日も帰りがけにちょっと話しかけて下さるのもとても良かった。そしてさっくさくの……。ふふ
つづきましては「たかせ」。
神保町・大手町の駅近い人気手打ちそば屋【たかせ】美味しい和食もあり
まずですね、あたたかい蕎麦茶がサーブされます。もうこの段階でクラっときてしまいました。初日のせいろ、透明感のある香り高い蕎麦に二度目のクラっ。美しく繊細なお蕎麦と、薬味のネギもまた繊細なカットで美しく。蕎麦湯の入った木の急須をに三度目のクラっです。今回食べた10数店の中では、一番好きなせいろでした。
つづきましては「松翁(まつおう)」です。
松翁 (@teuchiman) | Twitter ←「てうちまん」ってカッコイイ!
蕎麦湯のはいった鉄瓶もかわいいし、せいろが美味しいのは間違いない。ここ、松翁の特筆すべきはかけそばでした。絶品でございます。 (お値段はなんとかけそば1000円、なかなかの突き抜け感)ですが本当に美味しく、美しかった。iPhoneじゃなくてコンデジで撮りたかったです。松翁(まつおう)の店主のお名前が松夫(まつお)ってところもツボ。
お蕎麦を食べ続けてみて、自分の好みや、位置付けもだいぶくっきりわかってきました。「おそばか、うどんか。」なんてまったくの愚問ですね。
お蕎麦は、白ワインやビールを飲みながら、野菜やお魚の天ぷらを食べて、〆にちょっと食べるのが個人的にはベスト。お酒が飲めない時点で仕事中のランチとしてはお蕎麦は違うのかもしれません。一方、うどんは食事のメイン。朝ごはん、お昼ごはん、夜ごはんいつでもOK。ビールもワインもなしでOKです。(個人的な見解です)
いろいろと自分の中でスッキリ。蕎麦奉公の成果ありです。そんなわけで、奉公明けのお昼には晴れ晴れとした気持ちで「丸香」のうどんを食べに行ってまいりました。
ああ、おいしかった。