1週間のアイスランド旅行から帰って来ました。
楽しすぎたせいか、ブログも少しは書いてみたのですが、興奮が邪魔して暑苦しく、何様的な話になってしまいまして、恥ずかしくなって消しちゃいました。未だ変なテンションでが、アイスランドブログが0信で終了するのもあれなので……いってみます。
もくじ
めがねちゃん
今回の旅のお供はルノー社のメガーヌ(Megane)。ずっとメガネだと思っていたのですけどメガーヌなんですね。わたしがマニュアルを運転できないもので、オートマでGPS付きで選んだら、思いもかけずキラキラなハイスペックな車がやってきました。
未舗装道路も多く、舗装道路でも周りには大きな石や岩がゴロゴロしているアイスランド。弾かれた石や風で飛んできた石などで車に傷をつけた場合は保険の対象外だからね、とレンタカー屋のお兄さんに何度も念を押されました。大きくてごついキズ上等!なシャビーな車をイメージしていたのですが、悩ましいオートマ縛りです。マニュアルも運転できるようにがんばろうかしら。
西から東へ、そして西へ
空港があるのが地図左のケプラビーク(Keflavík)。ここで車を借りて寄り道をしながら地図右側の緑色のヴァトナヨークル(Vatnajökull)というアイスランド最大規模の氷河まで行き、また寄り道しながら西に戻ってきた今回のルート。アイスランドをぐるっと周る国道1線(通称リングロード)を、いつか文字通りぐるっと1周したいです。
アイスランドの南、基本パターン
なんにもないバージョン
溶岩ゴツゴツバージョン
丸岩+苔バージョン
この中を走る、走る
ガードレールもないため、視界を遮るものが全くない、見渡し360度の景色の中をただただ走り続けます。時に眩しくて前が見えなくなったり、時に激しい暴風雨で前が見えなくなったり、30分くらいでガラッとかわる天気。晴天の中走っているところから、数キロ先に見えるどす黒い雨雲の下に突入していく決死感。スリリングです。
広大な荒野の中、大型車がギリギリ1台程度の意外に幅の狭い片道1車線の道路。爽快なドライブをイメージしていたのですが、時速100キロ程度で対面通行の結構細い道、脇は路肩なしの岩石むきだしの荒野。 緊張感高まりっぱなしでした。
アイスランドの南、バリエーション
果てしなく続く風景の中、時折、川あり滝あり温泉あり、さらには氷河、黒い砂のビーチ、ブルーラグーン……豊富すぎるバリエーション。国道沿いにあったり、国立公園内だったりするのですが、入場料などは一切なく、勝手に人が集まって、自由に見ていくアイスランドスタイル。
激しい川
滝 with 虹
温泉(奥のは80度くらい)
間欠泉ドーン
氷河ドドーン
ブラックサンドビーチ、真夏 in Iceland
ブルーラグーン(の裏側)
こんなカラフルな景観が突然現れます。何もないと思っていたのにちょっと覗くと氷河ドーンみたいな。近寄らないと気がつかないくらいひっそりと、でも近寄るとびっくりするのが隠れてる、そんな感じです。脱いだら結構すごかったパターン。
ビョークとシガー・ロス
ドライブ中はラジオを聞いたり、音楽は主にビョーク(Björk)とシガー・ロス(Sigur Rós)を聴きいていました。アイスランドのすごいアーティストたちですが、正直なところわたしにとっては、すばらしいけれども理解しきれない、どこかモヤっとした違和感が残る音楽、と思ってあまり聞いてきませんでした。ビョーク、シガー・ロス好きが身近にいて、彼女の影響もあってアイスランドで聞いてみようとアルバムを数枚ダウンロード。
アイスランドで聞いてモヤっとが解消できました。この辺については別にいつか書きたいなあと思うのですが、それにしてもアイスランドで聞いた彼らの音楽は良かった。他のアイスランド・ミュージックにも俄然興味が湧いてきました。難点があるとすれば、気軽に一緒に歌ったり、ハミングするようなポップなメロディーがほとんどないところでしょうか。
こんなところでした
何世紀にもわたって溶けることのない氷河と、全てを燃やし尽くすマグマの火山。相対する両極がひとつになったようなそんな国。わたしの普通では極端なもの同士が、ここでは並んであって、それがむしろ普通だったりして、自分の持っていた概念がミックスされて、組み替えられたような気持ちになりました。
ここは地球じゃなくて違う惑星ですよ、と言われたら、迷いなく信じると思います。本当に別の惑星にいるような、別の次元にいるような、そんな感覚に何度もなりました。
生命体が存在する惑星が他にもあるとしたら、そこはきっとアイスランドみたいなところじゃないかしら。
氷河から崩落したアイスバーグ
つづく