ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

今日こそ、おそばです 浅草・上野

 

お昼はおそばを食べに行こう。ん、デジャブ?最近お休みの日に頻繁にこのフレーズを耳にしているのですが、久しくおそばを食べていない気がします。今日こそは、と浅草の老舗そば屋、「並木藪蕎麦」に向かいました。

 

藪蕎麦(やぶそば)と言えば、江戸時代から美味しい蕎麦屋の代名詞だったようです。万が一そばとうどんが戦うのであれば、迷いなくうどんに加勢しますが、それとは別に、若い頃から蕎麦屋をステキに使う女性に一種の憧れのようなものを抱いていたのも確かです。うどんには憧憬…しない。

 

同時に(一部の)蕎麦屋の敷居の高さや、蕎麦うんちくの語り部のちょっと鼻に付く感じが気にもなり。…だったのですが、そんなことも全く気にならなくなるものですね。もしくは自分がうんちくを語りたがる側に行ってしまったのでしょうか。並木藪蕎麦に着きました。

 

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行列

 

並びすぎじゃないですか?いつになったらお蕎麦が食べれるのでしょう。こんないい感じにじらっとした天気の下に長時間並んだら日に焼けちゃいます。ちょっとぷらぷらして時間をずらしたら待たずに入れるかしら。それにしても、この字、すごいですね。

 

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「ぶ」

 

単発で出されたら読めないと思います。気を感じる字面ですね。このあとお店を離れ、前回のブログの浅草地下街見学に出かけたのです。浅草地下街散歩からお店に戻ったのですが、それこそデジャブのような行列。列が短くなるどころか、伸びていました。お腹すいた。

 

いつもならここで違うお店を探してしまうのですが、今日は違います。本日は、お蕎麦を食べにきたのです。地下鉄銀座線に乗って、上野に向かいます。日本で一番初めに開通した銀座線の浅草上野間。さきほど父ロボ (id:titirobo)さんのブログで拝見したのですが、手掘りなのだそうです。シャベルとツルハシで地下鉄を掘るってすごいですね。いろいろ大丈夫なのかしら。

 

日本最古臭の気になる銀座線に乗って上野に移動してきました。上野で向かうのは明治25年(1892年)創業の「上野藪そば」です。125年前、すごいですね。ちなみに1892年にハワイでマカデミアナッツの栽培が開始されたそうです。さて、到着。

 

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並んでますね

 

なんですかねえ。そばの日かなんかっだったのでしょうか。そばの日?もちろんあります、そばの日。毎月月末がそばの日だそうです。この日は月末でもなく。auの日?

 

お腹すきました。いつもでしたら別のお店を探すのですが、なんかもう…意地です。再び時間つぶしふらふらしてみます。夫はその間に靴を買い、わたしは上野のマルイのロフトでロフトアプリをいれることになりました。お気に入り店舗は上野マルイ店。上野もロフトもそんなに行かないんですけどね。時間つぶすってこういうことですよね。

 

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もうすぐハロウィンですもんね

 

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これとかね

 

こんなに時間つぶししたの久しぶりです。そんなにお蕎麦が食べたかったのかどうか、今となってはまったくわかりません。お蕎麦が来るまで穴子の白焼きとビールをお願いしました。すると「ごめんなさい、穴子、今日終わっちゃいました」

 

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ほんだら板わさで!

 

ビールが喉をくぐり、板わさがお腹にはいるころにはすっかりとご機嫌になってきました。お店の中には蕎麦を打っている音が心地よく響いています。蕎麦の手打ち、ちょっとしたエンターテーメントですね。とは言え店内の客に向かって微笑んだり、お辞儀をしたりするわけではなく、集中した面持ちで淡々と蕎麦を打ち続ける職人。何を考えながら蕎麦を打っているんでしょう。すごく知りたい。今日の夕食とか、この後本屋さんに行こうとか、普通のことを考えているのかしら。それとも何も考えず無の境地なのでしょうか。なんてどうでもいいようなことを考えているうちに、わたしのせいろがやってきました。

 

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控えめに言って絶品。大満足な夕方近いおひるでした。