辛くて、甘くて、すっぱくて、しょっぱい。なんか昔の恋みたいでかわいい形容詞たち。左手前から時計回りに、辛い唐辛子、甘いお砂糖、すっぱい酢、しょっぱいナンプラー。
大人になってからすごく好きになった料理の一つがタイ料理。タイ料理の醍醐味ともいえる、最後は自分好みに混ぜるこの4つの調味料。最初から全部一気に使えたわけではなかったです。お砂糖をのっけることになぜか抵抗がありました。
日本の家庭料理でもよく登場する、お醤油とお砂糖の組み合わせや、お砂糖と酢の甘酢的なものがすごい好きというわけではなかった、むしろ苦手だったこともあったり、なかなかこの全部混ぜができませんでした。
全部混ぜ克服のきっかけは、タイで入った食堂のおじさんが、辛いのしかかけないわたしを見るに見かねて、かどうかは知りませんが、「これはこうやるのじゃ」と勝手にわたしのお皿に4つの調味料を乗せ、わしゃっと混ぜてきたのです。で、これが美味しかった。まさかお砂糖がこんな風にうまい仕事をするとは想像していませんでした。
上の写真のお店、上野のメーアンのおじさんも「コレ辛い、コレ甘い、コレ酸っぱい、そして辛い、コレしょっぱい」とか言いながら、わたしの料理にちゃちゃっと4種の調味料をかけてくれました。
もともとお米をあまり食べない方なので、ついつい麺ものやおかず的なものばかり食べがちなのですが、タイ米は好きです。もち米で食べるカレーも結構好き。なんでしょう、タイ料理びいきでしょうか。
4、5月は週1くらいのペースでタイ料理を食べていました。ブームです。