もくじ
プラハの滞在日数は
チェコの首都プラハは、人口約130万、街全体が歴史地区として世界遺産にも登録されています。チェコや中欧の他の都市とあわせて、数日立ち寄る旅行者も多いでしょうし、ヨーロッパ各国からですと飛行機や電車ですぐなので、気軽に週末旅行パターンも多いようです。
6世紀後半には集落ができ、9世紀頃には都市機能もできている街なので、その辺の2、300年程度のヤングな国々とは違い、見るものはいくらでもあって、1ヶ月いても、1年いても楽しめそうな街でした。
街の人たちもそのあたりが心にあるのか「どのくらいプラハにいるのだ」と尋ねられ「2、3日」と答えると「おおお残念(この世の素晴らしい機会をみすみす見逃すのか、はあ〜)」といったリアクションを取られます。「1週間」と答えると「ふむふむ、それはよい(まあそのくらい押さえておけばよしとしようではないか)」と心の声がダダ漏れになるプラハっこたちが可愛らしかったです。ちなみに5日あたりが彼らの納得ラインのようでした。
1週間ほどプラハに滞在したのですが、日にちが経つほどにプラハのことがどんどん好きになりました。が、素敵プラハについては他にお任せし、個人的などうでもいいようなことを書くと思いますが、それはがっかりポイントではなく、全部含めてチャーミングな街で、たっぷりとお散歩を楽しんできました。
意外じゃないプラハ
王道プラハといえば、お城があって、南北に流れるモルダウ川にかかる石の橋、石畳が続く、中世のやおとぎばなしの絵本の中からそのまま出てきたような街。
中世の街だけど、お姫様的なイメージではなく、鉄の鎧のイメージの街。
スメタナやドヴォルザーク、カフカやムハのような芸術家たちが生まれた街。
ちょっと薄暗くて、旧共産圏の社会主義国的な空気もあって、アンニュイな雰囲気が漂う街。
ビールがえらく安い街。
意外だったプラハ(前半)
暑い
チェコの夏は結構暑いとは聞いていたのですが、そうは言ってもヨーロッパだしと甘く考えていたら、毎日30度越えの日々で、本当はケーキとかいろいろ食べたかったのですがついビールを飲んでしまってお腹を膨らませ、ケーキのスペースがなくなる大誤算。
湿度30度前後なので日陰に入れば快適ですが、意外に日陰がなかったり。肌の白さがいろいろ隠すのと同じく、写真的には青空の方が何割り増しかに見えたりするのですが、一瞬曇ったりするだけでブラボー!と思ってしまいました。
臭い
到着したのが夜だったせいか、なんか街中でギラギラと目につくカンナビス(マリファナ)グッズを売るお店たち。ん?危ない雰囲気はないのですが、バーケションシーズンで賑わう夜の街にぷわ〜んと漂う何か。
ある程度の規制はあるにせよ、マリファナOKの国・地域の多いヨーロッパですが、チェコは2010年からと比較的ご新規さんのようです。
タバコのモクモクもすごかった。プラハに限ったことではないですが、世界の多くの都市ではレストランやバーなども含め、屋内禁煙が一般的になった近年。これは本当にありがたいことです。その代わりと言っては何ですが、歩きタバコの自由度が高すぎ。屋内の禁煙は遅れをとっているものの、歩きタバコ禁止エリアがグッと増えた東京と比べると、もはや屋根さえが付いていなければすべて喫煙ルーム状態のプラハ。
おさんぽしながら、喫煙者と非喫煙者の共存についてのモデルプランを真剣に考えること、1日3回はありました。
不可
いわゆるプラハ観光定番スポット的なものが、ことごとく修繕中。びっくり。検索するとだいたい2018年8月末ころ公開再開予定とかあってさらにびっくり。鼻差でアウトじゃないですか。
プラハ観光で検索すると必ずでてくる、ミッションインポッシブルのロケに使われたプラハ国立博物館も、ガイドブックのトップを飾るような旧市庁舎と天文時計も修繕中でした。
けっこう楽しみにしていた、旧市庁舎の前の地面にある、17世紀にハプスブルグ家に処刑された27名のプロテスタント指導者の首が置かれた跡に描かれた白い27個の十字架も見ることができず。
韓国
空港の表示ですが、大きな英語の出口サインの隣りに並ぶ、チェコ語、ロシア語、そしてハングル。発着案内もハングルあり。
もちろん韓国人観光客がいっぱいいました。とくに20代くらいの年齢層の人が一番多かったです。流行っているのでしょうか。
マック
これだけ国を挙げての観光地なので、マックのメニューにも「ドヴォルザークバーガー」とかあることを期待していましたが、特に目新しいメニューはありませんでした。ちょっと気になったのは、サイドメニューがなんとなく貝とヒトデの海バージョンなところ。海なし国なのに。チェコ人のサーファーとかっているのかしらと思いを馳せる。
つづく