ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

チェコスイーツの道は遠かった トゥルデルニーク(プラハ散歩2)

 

「おとぎの国でスイーツを食べまくろう!」と挑んだプラハの旅。

チェコプラハのスイーツを検索すると必ず出てくるのが、トゥルデルニーク(Tredelnik)という焼き菓子です。トゥルドロ(Trdlo)とも呼ばれるこのお菓子、店舗もあれば屋台もあって、プラハの街のあちこちで見かけます。

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右上のちくわ模型のようなものが目印

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おさんぽのお供に

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ニューススタンド風屋台も

コロネのような筒状の形のデニッシュのようなスイーツ。生地を棒状の焼き棒に巻きつけ、表面にお砂糖などをまぶして焼き上げます。

ラニュー糖が焼けて、茶色く焦げる美味しい甘くて香ばしい香りがなんとも言えない。

お店の数だけ味も違うのでしょうね。店舗で焼いているお店もあれば、すでに出来上がったものを使ってトッピングだけお店でしているところもありました。その場で焼いているお店の方がきっと美味しい確率は高そうです。

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お砂糖などをまぶした生地を焼き上げます

 

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甘い香りにハチがブンブン寄ってきます

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炎天下で焼き続けるおねえさん

食べ方はいろいろで、このクルクルの部分だけでも良し、シナモンシュガーをまぶしたり、クリームやチョコレートをたっぷりとトッピングするもよし、野菜やハムなどをクルクル部分に詰めてサンドイッチのように食べている人もいました。

その中でも夏の一番人気はソフトクリームのようでした。

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コーン部分をトゥルデルニークに

筒状になっているトゥルデルニーク、アイスが流れ出さないようにするにはどうなっているんでしょう。この筒の中にコーンが仕込まれているお店もありました。なるほど。こちらのお店はこんな工夫。

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筒の底にフタが

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ぴったりサイズのジンジャークッキー

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食べたった

小さな頃、好きだけれど苦手だったソフトクリームも上手に食べれるようになりました。なんにせよ食べるのが遅いのに加え、注意力の散漫な子どもだったので、食べたりあちこち見てふらふらしている間に、夏のソフトクリームは溶け続け、コーンもぐしゃぐしゃ、手もベトベト、洋服にベッタリなんてことになり、最終的には怒られるという一連の流れ。もしくは……

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落とす→ギャン泣き→怒られる(パターン2)

この旅のひとつの楽しみは「おとぎの国のカフェでスイーツを食べまくる乙女な旅」だったので、チェコの名物スイーツや伝統スイーツ、おすすめカフェ的なものをメモに並べて楽しみにしていました。

が、しかし。薄暗くてちょっと涼しげなイメージのプラハとまったく違った、カンカン照りの熱くて暑い溶けそうな1週間だったため、カフェでスイーツという気分にはまったくならず「Na zdraví!(ナズドラヴィー!/カンパーイ!)」と外でビールの日々が続き、唯一食べたスイーツがこのトゥルデルニークでした。無念。