「上海は花粉症がないよ」という情報に心躍らせたわたし、非常に残念なお知らせです。やっぱり花粉症を発症しました。
そうですよね、上海だけが安全地帯なわけないですよね。知っておりました。
誤解がないように付け加えておくと、おそらくスギの花粉やヒノキの花粉はない(またはほとんどない)のだと思います。
日本では1月の終わりくらいから症状が出始め、2月から一気に悪化の一途を辿る花粉症。上海で迎えた今年は、怯えつつも1月セーフ、2月セーフ、3月だいじょうぶかも!
日本の家族や友人にも「上海花粉ない、楽勝!」と送りつけていたのですが、この3月1週目を過ぎたあたりから、突如襲ってくるくしゃみ(しかも連発するやつ)、あの無色透明な鼻水、目もかゆい、上顎の不快感、これってどう考えても……という症状が現れ始めたのです。
「そこに植物・樹木がある限り、花粉あり」
自然の大原則です。ですよね。花粉症という名前も知らなかった小学生の頃に発症して以来、日本国内でもスギ・ヒノキ以外に、シラカバ、ヨモギ、ブタクサ、焼畑の空中に飛散するスス的なものに到るまで、テストしたほぼ全ての植物にアレルギー反応がありましたもの。
アメリカに住んでいた時も、ブラジルに住んでいた時も、アルゼンチンに住んでいた時も、その土地土地の花粉たちに悩まされてきたのです。上海だけが花粉フリーなわけはないと予想はしておりました。
ここ上海では、写真のプラタナス(上海はプラタナスだらけ)やキワタノキ(公園や郊外にいっぱい)など、ふわふわ系の花粉を持つ樹木たちの仕業です。
予想はしていても、なんか大丈夫かもって思ってしまうんですよね。毎年周りの人が「花粉キテルネー」と言い始めた頃に自分は大丈夫だと「あれ、わたし花粉感じてない。花粉症治ったのかも」とか思ってしまうアレです。そんなことほぼあり得ないのに。
懲りもせずに毎年「あれ、今年大丈夫かも」と思い、そして例年以上の激しい症状に苦しめられ、大丈夫かもと思った自分を呪うという、春の恒例行事です。
「上海、大丈夫かも」と思った自分を呪いたい。
このブログは3月15日公開ですが、現時点で症状は日に日に厳しさを増し、ついに夜中に自分の連発するくしゃみに起こされるようになり、今朝から薬の服用をはじめました。
さらに残念なお知らせは、これはまだ始まりに過ぎないということ。現在はキワタノキがメイン、プラタナスの花粉の本格的な飛散は4月、5月とのことです。キワタノキとダブルの4月にピークがくるのでしょうか。ううう。
そんなわけで、スギ花粉やヒノキ花粉は大丈夫かもしれませんが、その他の花粉にも反応される方は、上海でも何かしらの花粉に反応されるでしょうというお話でした。