寒過ぎたり、暑すぎると、ついつい最短距離、最短距離と動きがちですが、今は気候も良く、寄り道の楽しい季節になりました。
写真写りは晴れの日の方が良さげですが、単純におさんぽとなると、くもりの方が歩きやすいです。
寄り道先は旧フランス人居留区、武康路/ウーカンルーという南北に1.3 kmの通りです。
メジャーな観光スポットのひとつでもあり、閑静な高級住宅街でもある、リノベートされたアンティークな建物にカフェやレストラン、ショップ、ギャラリーがはいっているエリア。
ウーカンルーの南側から北に向かって歩いてみました。スタートは租界エリアのランドマーク「武康大楼」から。
どの角度でとってもフォトジェニックな建物。いつきても誰かが写真をとっています。住人としてはおちおち窓辺でパンイチで伸びなんてできないでしょうね。whostolemysheep.hatenablog.com
こういうアパートって配管とかどうなっているんでしょう。個人ではなく集合住宅のようでしたが、修繕積立とかしているのでしょうか。ウーカンルーに部屋を持ってるくらいの人なら、必要な時にはばーんと出せる大きなお財布をお持ちなのかもしれません。
少しあるくと、下の写真の建物から観光客らしき人が出てきたので、のぞいてみます。
武康路(ウーカンルー)がある徐匯区(シューフイ区)の歴史建造物の模型や写真が展示されていました。
昔の建物って色気があって、無駄がいっぱいあって、こだわりがあって、ステキです。配管とか(しつこい)、水圧とか(こちらも重要)、お化けが出るとか、そういうものに目をつぶって発言させていただきますが、是非とも住んでみたい。
上海もお化けっているのでしょうか。お化けより怖いものは確実にいそうですけど。
個人的な好みからいけば、5・6階建の古めのアーパートで3階か4階に住みたいです。自分の庭はなくても良いのですが、アパートの庭があって、外ネコたちがいたら最高です。(そして水圧が十分あって、配管が臭くない、そして......)
少し歩くとまた壁の中から人の出入りがあり、ふらふらと吸い込まれてみました。中国を代表する近代小説作家、翻訳家の巴金(バージン)の家が公開されていました。
家の中は撮影禁止でしたが、書斎、居間、応接間、寝室など見学できるようになっています。
他の見学者の方達が、ネコがいるうんぬんと話していたようなのですが、残念ながらネコは確認できず。
一軒家にはアパートとはまた違う良さがあっていいですね。
こういう昔の邸宅を領事館として使う国もありますが、個人的にはそんな職場環境最高です。自分で住むにはメンテナンスが大変だけれど、職場がやってくれたら万々歳。レトロなビルに入っているオフィス勤務求む!
こんな感じでふらふら寄り道をしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、本来の目的よりも寄り道の方が長くなりそうだったので、足早に武康路の1まで行き、目的地へと向かいました。