「スケールが大きい」そして「パワフル」さらに「大混雑」というのが、旅先におけるわたしの個人的な中国感なのですが(旅先に限ったことではないですが)、この3点とも個人的な好みからは外れたところにあり、それが中国旅行において心のハードルとなっています。
初めて見る景色や文化の中に、ちょっとしたひらめきのようなものを感じたり見つけることが、それまでの旅の楽しみだったのですが、中国はそのあたりが随分と違うように感じています。むしろ、得る以上に吸い取られているのではと思うことすら......。計り知れない中国パワー。
さて、そんなスケールの大き(すぎ)な中国の観光地の中にあって、ここ宏村(ホンツン)は小規模で、活気はあるけれど、気圧されるほどではなく、のんびりと歩くのが楽しい村でした。ナイス、ひろしむら。
ちなみに、この細い干しタケノコの煮物料理、とてもおいしいです。
キッズのテンションの高さに度肝を抜かれるも、一歩遅れてやって来た先生の「走了!(行きなさい!)」の一声で
そして乱れた土産物を整える店主。
この年代の中国の子どもたち、家ではおじいさん、おばあさんに甘やかされ、お父さんとお母さんに甘え倒し、親の言うことなどまったく聞かないけれど、小学校の先生の言うことは絶対だそうで、ちゃんと言うことを聞くそうです。
1泊2日の宏村、今までの中国旅とはまたすこし違った角度で楽しかったです。次の中国旅もまた少し楽しみになってきました。
以上、ひろしむらでした。