2015年に東京神田に台湾スイーツ豆花専門店としてオープン、そして今年春に五反田に朝ごはん専門店がオープンしたこともあり、巷で話題の「東京豆花工房」。
「やっと行った!」「シエンドウジャン、ファイナリー!」「涙する美味しさ!」と友人のSNSなどでお見受けしております。
いやいや、上海にもあるし。
日本語で検索すると台湾の朝ごはんとしてヒットするものが多いのですが、上海人に言わせると、台湾というか中華だし……ということになりそうです。その辺りはふわっとさせておきます。
咸豆浆(シエンドウジャン)とは、豆乳(豆浆/ドウジャン)のスープ。塩味や醤油ベースのタレに熱々の豆乳、そしてネギ、ザーサイ、ノリ、その他シラスなどお店によって色々よっていろいろですが、小さく切った揚げパンを入れ、ラー油をかけて食べる朝ごはんメニューの定番です。すごく美味しい。
揚げパンについては、個人的にはスープの中のひったひたになって半とけ状態の揚げパンよりも、自分の好みの浸らせ具合で食べたい派です。
上海では、この豆乳系のメニュー、俵型の中華おにぎり、揚げパンあたりを基本に、朝ごはんとしてはもちろんですが、一日中提供しているお店が多いようです。
おいしいわー。小どんぶりくらいのサイズなのですが、揚げパンパワーのせいか、おなかにたまります。
こちらのお豆腐版、咸豆花(シエンドウファ)というのもあり、これまた美味しいです。同じく塩ダレや醤油ベースのスープに、豆乳ではなくお豆腐がはいっていて、トッピングはだいたい同じで、お店によっていろいろです。
最初のお店は『早安山丘』、こちらは『桃園眷村』という、どちらも市内に数店舗あり、デリバリーもOK。その他、いろいろな朝ごはん屋さんで提供されている、定番メニューです。
デリバリーでも味は変わらないのですが、スープ用紙コップに入ってくるので、やっぱり陶器のボウルで食べた方が美味しい気分が増します。家でボウルに移しても、そこはなんか違う感じ。とか言いながら、デリバリーすることの方が多いです。おそるべしデリバリー文化圏。
おうちごはんでも、おかずに咸豆花(シエンドウファ)もどきを出すことがあるのですが、もどきも美味しいです。ただいま美味しいザーサイ探し中。