1930年代から今も現役という、台北市中心部にある東門市場に行ってきました。まずは外市場をぐるっと。週末ということもあり、1週間分の食料をもりもりと買う人たちがたくさん来ていました。
ショッピングカート率が高く、狭い路地ですれ違いざまにお互いのカートがガッチャンガッチャンぶつかります。すいませんと言うことも、ちっと舌打ちすることもなく、お互いにまったく気にすることなく強引にカートを引っ張る台湾マダム。ステキでした。
外市場をふらふら歩いた後は、密集する店舗にトタン屋根をかけて連なった東門市場へ。他の市場は「市場」という独立した大きな建物があって、その建物の中と外周にお店が並ぶスタイルが多いようですが、東門市場はアーケード街(トタン屋根だけど)なスタイル。日本の市場と商店街を足して中華パウダーを振りかけたみたいな雰囲気で、馴染み深いものがあります。
外市場には主に野菜があり、トタン屋根の下のこちらでは、ありとあらゆるものが売られていました。
肉屋ではおばちゃんがバッサバッサと鶏肉をさばき、魚屋ではおじちゃんがバッサバッサと魚を下ろし、南国フルーツがもりっと売られている果物や、お惣菜屋さん、お蕎麦屋さん、金物屋さんからブラジャーやブリーフまで、ずらり勢ぞろい。
その合間に出来立ての豆花を食べさせてくれるお店や、行列のできる魯肉飯のお店、こじゃれたアイスクリームのお店、おすすめサイトでみかけた点心のお店なんかも入っていて気分が上がります。
たくさんのお店があるなか、人気のお店は早々に売り切れているようでした。通りかかった時にはむき海老が1枚の小皿にあるだけで、次に同じところを通りかかった時にはもう氷の山のみなど。かと思えば、まだまだお魚がピチピチしているお店もあり。
人気店とそうじゃないお店はあるのかなーなんて見ていたら、今から店を開けるというのんびりなお店もあったり。自由度の高い台北の東門市場でした。