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ヨーロッパはウエルカムしていないのか
ボスポラス海峡にかかる、アジアとヨーロッパの交差点。魅惑感満載のトルコ、イスタンブル 。国土の大半はアジア側にあるものの、サッカーワールドカップ予選のくくりはヨーロッパ。
政治・経済的にもほぼヨーロッパ。EU(欧州連合)には加入していないものの、いつでも加入できるようにしているのかどうかは知りませんが、ナンバープレートもほぼEU仕様。あとは国名の「TR」の上にEUの加盟国を表す星の輪マークが入ればバッチリです。
パスポートに押される出入国スタンプも、かなりEUに寄せています。
ウィキペディアによると、トルコ共和国政府の公式見解としては「ヨーロッパ」のくくりだそうです。ちなみに日本国政府の公式見解は「アジア」とのこと。
一番上のアジア大陸とヨーロッパ大陸をつなぐ橋、まさに両大陸の架け橋なのですが、ヨーロッパ側からアジアに入る「アジアへようこそ」のサインが目に入ります。が、しかし。アジア側からヨーロッパに入るときにはないんですよねー。見落としているのかしら。橋を渡る度に、何度も気をつけて見たのですが見つけることができませんでした。まさか、ウエルカムされていないのでしょうか。
気になるオスマン帝国
トルコといえば、世界史の授業で何度となく登場する「オスマン帝国」、この「オスマン」の語感がとてもめずらしい音で、教科書で見たり、テストの問題で出てくる度に(おお、オスマン)とその音を反芻していました。
この「オスマン帝国」を英語で表記すると「Ottman Empire(オットマン・エンパイア)」なんです。英語ガイドを聞いていると 「...the Ottman Emire...」というので、そのまま「オットマン帝国」として聞いてしまうんです。そこはやっぱり「オスマン帝国」と言って欲しい。
そもそも「オットマン」って「オスマン」のことなの?と気になってしまいます。
他の言語はわからないのでどんな音でも気にならないのですが、英語に関しては「カタカナ=英語のカタカナ読み」と思っている節があるので、こういう違いが結構耳につきます。「ヨルダン川」が「ジョーダン・リバー」とか、「ヨハネ」が「ジョン」とか。(「ヤコブ」が「ジェイコブ」はなぜか許せる)
それはないほうがいい
タイル好きにはたまらない、タイルやモザイクをふんだんに使うイスラム建築を見るのも今回の楽しみのひとつ。……だったのですが、タイルやモザイクに目がいく前に気になるのがコチラ。
美しいアーチをぶったぎるこの棒。ライトや監視カメラをつける為ではなく、地震災害等に備えての耐震補強だとは思うのですが(そちらの理由であって欲しい)、それにしてもこの美しいアーケード建築が……と心苦しくなりました。
いやいやいや、地震の多い国だったらしょうがないですよね。心の目でこの棒を消去して眺めてきました。
トルコの写真を眺めながらひとり振り返りをしていたら、いろいろきになることが出てきてしまったので、これ、続きます。
今週のお題「夏を振り返る」