ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

続・モンブランと美容整形

 

たくさん食べたかったモンブランをひとつしか食べることができず、消化不良の感を残したまま上海に戻ってきました。

そんな折、タイミングよくモンブランチャンスが訪れました。わたしの誕生日!

モンブラーン!

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お誕生日おめでとう

もうひとつモンブラーン!

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下段が崩れかけている

しゅっとしたモンブランと、コケ気味のモンブラン

デリバリーされる箱の中で、ガクッとしてし

まったのでしょう。

第1希望のモンブランは売り切れで(第1希望しかないのですが)オーダーできず、蒙布朗(モンブラン)検索で出てきたところからオーダーしてみました。

かなり控えめなモンブランのようで、グルグルの中にあるクリームの風味が勝っていました。モンブランと思わなければ、とても美味しいケーキでした。

ごちそうさまでした。

 

さて、誕生日。プレゼントシステムを導入していないので、食べたり飲んだりがメインです。

ふと、今までの人生で「心に残る誕生日プレゼント」って何かしらと考えてみました。

プレゼントそのものとしては「心に残る」というほどまでのものは思い出せず……。す、すみません。プレゼントのしがいがないにもほどがありますよね。

モノとしてはありませんが、その時々の状況や、あんなところにいったなあ、こんなことしたなあという出来事はもちろん覚えています。……も、もちろん。

 

他人事ではありますが、以前住んでいたブラジルやアルゼンチンでは、女の子の15歳のお誕生日を盛大に祝う慣わしがあり、まるで結婚式の披露宴のごとくホテルでパーティーを開いたり、フロリダのディズニーワールドも人気の旅行先と聞きました。

文化的な習慣とは言え、15歳のこどもの誕生日にいささか豪華過ぎないでしょうか。とはいえ、15歳の特別の時のみにならず、ごくふつうのご家庭の毎年のお誕生日においてもクラス全員ご招待な勢いで盛大にお祝いする文化圏。

「お誕生日パーティー」というビジネス(会場、企画、司会進行、その他イベントやお料理などすべてを総合プロデュース)が一般レベル成り立つくらいなので、疑問の余地はないのでしょう。

そんな彼らにとっても「これはやりすぎなのでは」という意見がちらほらあったのは、15歳のお誕生日に「パパとママからの美容整形手術費用プレゼント」

様々なご意見はあるものの、10年ほど前でも既に市民権を得ていたので、今はさらに進んでいることと思います。

日本で美容整形といえば、おそらく「顔」がメインかと思いますが、彼の国での美容整形のメイン、アルゼンチンは「胸」、ブラジルは「おしり(または胸)」

おっぱいやおしりをプレゼントする親世代も、おっぱい、おしりのボリュームアップ率はかなり高め。脱毛はしないけどおっぱいは入れる、みたいな。さすがに自分たちは15の誕生日プレゼントとしてもらっていないとおもいますが。

わたしだったら、誕生日に美容整形手術費用プレゼントと言われたら……、その金額分を次の旅行のホテルのグレードを上げるとか、飛行機のランクをあげるとか、普段は手が出せないお酒をいただきたいとか、そっちにまわしたいと思うだろうな。

とはいえ、いくつになってもプレゼント美容大歓迎という方もいらっしゃるでしょうね。シミシワとって、チュッと注入して、プリンプリンになりたい需要もありますよね。

このおっぱいは15歳の誕生日プレゼント、この目は18歳、このおしりは成人式……、このたるみは40歳の時とって、このへんのシミは45の時……とかだったら、確かにずっと覚えていられそうですね。