コメダ珈琲に振られ、別にこちらから好きと言ったわけじゃないのにわたしが振られた気分になったカルディ、という話のつづき。
お店の中をふらふらしながら、おなかすいたなあ、ほんとうはとっくにエビカツサンドを食べているはずなのに……このまままっすぐ家に帰るのもあれですし、どうしましょう。振り上げた手を下すこともできず、引っ込みのつかない気分。
そんな時に目についたのが「大勝軒」です。ラーメン界のおやじ、山岸一雄が考案したと言われる元祖つけ麺のあの大勝軒。上海には2店舗あるそうです。そうだ、大勝軒に行こう!
中華そばを頼もうと思いながらも、せっかく大勝軒に来たのだからここはやはり特製もりそば(つけ麺)でしょう。
見た感じはあれですが、スープにはチャーシュー、玉子、メンマ、ナルト、海苔がのっていました。麺はあつもりではなく、冷水でしめたままの冷たい麺でした。
日本で大勝軒に行ったこともなく、ふだんつけ麺を食べないので比べようはありませんが、率直な感想は、中華そばにすればよかった。でも、今回の書きたかったことは大勝軒の味ではないのでよしとします。
わたしの興味の対象は、カウンターでわたしの隣りで遅めのランチを食べていた会社員らしき女性の、そのランチでした。
ここは大勝軒。言わずと知れた、中華そばと特製もりそばの大勝軒です。店先に置いてあった看板にも、山岸氏の写真や、そばの歴史的な記事などがたくさん貼られていました。
なのに、その女性が食べていたランチは焼き魚。どう見てもサンマです。大勝軒でサンマ?
香ばしく焼かれたサンマの香りとともにいただくつけ麺。
そもそも、そんなことがいちいち気にしているわたしの了見が狭いのでしょうか。山岸氏だったら、さすが中国4000年の歴史と微笑んでいるのでしょうか。
そしてここは、大勝軒だったのでしょうか。(しつこい……)
マックに牛丼があるくらいなので、大勝軒にサンマもありなのでしょう。
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