ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

上海の歴史建築ビルディング、沙美大楼

口コミアプリで気になっていたレトロなビルを見におさんぽに出かけました。

2021年秋にオープンした、沙美大楼(Somekh Building)。中国語読みでは、シャーメイ ダーロウ/shamei dalou。

現役の歴史建築物が立ち並ぶ、上海の外灘(ワイタン)地区の裏手の方にあって、上海市優秀歴史建築をいくつも手がけているAtkinson & Dallas(アトキンソン&ダラス事務所)設計、1918年竣工の中洋折衷のエクレクティックスタイル建築。

北京東路サイド

四川中路サイド

シックな佇まい

1928年の写真発見

1918年の開業当初は1階に銀行、2階以上はオフィスビルになっていたみたい。開業10年後の1928年には1階にはカフェが登場。100歳越えのビルが現役なのってほんとステキ。

上の写真はこちらから:曾是旧上海时髦办公楼,外滩“最神秘”的百年建筑重新开放!

2023年の現在は、メインはホテル「ZHotel」、1階には雲南料理店「滇FU」とカフェ&バー「DECK」。2階はレストラン「The Living」、3階にはギャラリー「Cobra」、そして上階にはバー「The Upper Roof」などなどがはいる複合施設となっています。

ホテルの宿泊者の方たち、テラスから写真を撮ったりしていました。わたしもやりたい。ホテルの価格帯は今月で検索すると、平日は1部屋10,000円前後、週末は20,000円〜でした。円安じゃなければもうちょいリーズナブル。

ホテルの部屋(↓↓↓)がこれまたシンプルでいい感じ。機会があったら泊まりたい!

www.trip.com

1階のレストラン「滇FU(ディエンフー/Dian Fu)」、メニューをのぞいてみたらべジタリアン、ヴィーガングルテンフリー、ナッツフリー、乳製品フリーなどなどにも対応しているとありました。中国語で素食がVegetarian、が全素Veganと言うらしい。

上階のバーは6時オープンとかなので開いていなかったので、今度は夜に飲みに来たい。というか泊まって、ご飯食べて、飲みに行ったらいいんじゃない。いい子にしとくのでサンタさんお願い。

交差点側のエントランス

閉まっていた

そんなわけでメインエントランスは閉まっておりましたが、ホテルやレストラン、ギャラリーは北京東路側のエントランスから、四川中路側のエントランスはカフェの入り口でした。

カフェにも行って来たので、またそれは別のブログに書こうと思います。ちなみに、このエントランスを中から見ると、こんな感じになっていました。

中からももちろん閉まっている

1階にはもうひとつ空きスペース

この日、分厚い雲に覆われていた上海でしたが、この真上だけ雲の隙間から青空。これだけ見たらめっちゃいいお天気。切り取りの恐ろしさを感じてみた・・

 

今年の初夢と、龍華寺で初詣と

龍華寺のうさぎランタン

初夢、見ました。その日に夫にわたしの初夢を話したのですが、そこから10日ほどが経ち・・。あれ、なんの夢だった?と忘れてしまいました。が、記憶の彼方に旅立ちかけている2023年の初夢をなんとかたぐり寄せ、ほんのカケラですが思い出しました。放っておくと今度こそ本当に忘れるので、はてなのお題のこの機会に書いておこう。

今年の初夢は、「旅」でした。なんと幸先のいい!うれしい!旅ができるよという思し召しかも。【おぼし-めし】ってすごく久しぶりな言葉・・

この初夢、旅と言ってもめちゃめちゃ旅というわけではなく、飛行機の乗り継ぎ待ちをしている夢でした。・・そのあたりしか覚えていない。

どこかの国の空港なのですが、いわゆるゲートやラウンジで乗り継ぎ待ちをしているのではなく、ホテルやドミトリーのような個室のある空港の?建物でした。大きな窓のある部屋で、窓辺のハイテーブルのところに座っていると、友だち(たぶん)が乗り継ぎ便のことで声かけてきて・・そんな残像が残っています。

この国の空港かもわからないけど、これは旅への吉兆!(ということにしました)

初詣は龍華寺へ

初詣は龍華寺へ。大陸の簡体字では、龙华寺(Longhua si/ロンホアスー)。

もとをたどると三国時代(去年の今頃マンガで三国志を読みました!)の242年、孫権(そんけん)の母親が創建した古い古〜い寺院。242年っていつ?なくらい古い時代。

ウィキペディアでさくっと見るだけでも、唐の時代、南宋の時代、上海事変文化大革命に徹底的に破壊された寺院のようです。破壊と再建を繰り返し、2023年に至っております。

ここで長いお線香3本組を買う

火をつける

お祈りする

七層八角龍華塔(1層目が写ってないけど)

お参りパターンはA、B、Cの3つ

みなさん3本の長いお線香に火をつけて、三方向にそれぞれお祈りしていました。詳細は省略。そしてお祈り後はまた火をつけたところに残ったお線香をぽいっ。

上海で一番古く、大きく、広い寺院だそうで、この八角塔以外にも千手千眼観音阿弥陀三尊などなど、たくさんのお堂があってたくさんの仏様たちが祀られていました。お堂での礼拝方法はまた違っていて、土下座のように膝をついてがっつり拝むスタイル。膝用のお祈り台のようなものが設置されていて、足に優しいお寺。

新年は春節ですが、この時期に参拝する人たちもいっぱい。きっと本番の春節や大晦日はもっと賑わうことでしょう。ちなみに一番人気は、三国志関羽(かんう)がセンター、そして(たぶん)張飛(ちょうひ)と(たぶん)劉備(りゅうび)が左右にいる、三国志三尊的なお堂がめちゃめちゃ賑わっておりました。

仏様は撮影不可なのか、写真大好き中国のみなさん誰もご本尊の写真は撮っていないので、わたしも遠慮してみる。でもガッツポーズしているのは誘惑に負けて撮ってしまった。本尊じゃないからいいかな。

礼拝中

上から2本目がガッツポーズ

口コミアプリの大衆点評で龍華寺を見ていると、みなさんお寺の中にある精進料理の食堂のけんちん汁麺の写真をアップしていました。お寺の付近にも精進料理のお店がいっぱいあるみたい。

くだんのけんちん汁麺は下の写真、キクラゲ、筍、人参、揚げ麩、椎茸、ガンスー(干豆腐の細切り)などなどを乗せた、あったかい素麺。

本当は食べたかったのですが、お昼時ですごく混んでいたのと、8割コロナ感染済みと言われる上海で、アイヤー?まだなんアー?と驚かれる未感染者なので、この賑やかなところで食べるのは状況がもう少し落ち着いてからにしようかな。みなさんが大騒ぎしながら食べているところを遠くから眺めてきました。

写真は大衆点評より

食べてからテーブルの上のQRコードで支払うスタイル
麺より飲み物の方が高い

お寺に来たら、ひとまず挨拶しておかないといけない方たち・・いっぱい撮ったと思ったけど、全然ちゃんと写ってませんでした。かろうじておふたり。

寺住みのネコさま

そんな2023年の初夢・初詣でした。このブログ、旅系YouTubeを見ながら書いているのですが、ますます旅したい!もうすぐ春節なのですが、ふたりとも仕事のため春節は旅には出られず。次の旅チャンスは日本のゴールデンウィークらへんの、労働節の5連休かな。それまでは近場をうろうろしようと思います。

 

今週のお題「初夢」

上海3店舗目の蔦屋は、TSUTAYA BOOKSTORE 上海MOHO Mall店

 

MOHO Mall オープン!

2022年12月31日にオープンのMOHO Mall(静安MOHO)の3階に、上海では3店舗目になる蔦屋がオープンということで見学に行って来ました。オープンしたばかりなので、チャイナあるあるでまだオープンしていない店舗がいっぱいあります。

MOHOって何なのでしょう。MOHOとしか書いておらずわからないままですが、上の写真の右下に上海の歴史建造物(風)のものがあるので、それと関係しているのかしら。

ちなみに商業スペース設計はイギリスのBenoyが、ランドスケープデザインは佐々木葉二の鳳コンサルタント環境デザイン研究所がそれぞれ担当しているそうです。鳳コンサルタント、あらためてウェブサイトを見たら中国のプロジェクトもずいぶんと手がけられているようです。

本題の蔦屋。上海にはすでに2店舗あり、こちらは両方とも「蔦屋書店」ですが、3店舗目は「TSUTAYA BOOKSTORE」と別ブランド。

中国蔦屋の企業サイト(蔦屋投資(上海)有限公司)を見てみますと、蔦屋書店はクリエイティブな人々ための成熟した文化の発信地、TSUTAYA BOOKSTOREは本・ステーショナリー・コーヒーが融合したショッピングモール型のライフスタイル提案書店とのこと。なるほど。

ビジネス書のおすすめコーナー

写真はとりあえずお店の雰囲気だけですが、本以上に、雑貨とステーショナリー関連が充実していました。個人的な希望としては、雑貨屋で扱っているアパレル関連も置いてくれたらなおうれいしい(もはや本屋の域を超える)。

この日はバスで行ったので地下鉄からの接続具合は不明ですが、最寄りの地下鉄は7号線の昌平路。ターミナル駅ではなく、都心の住宅エリアの駅という感じで、付近にときめきエリアがあるわけでも、引きの強いショップやレストランがあるわけでもなさそう。工事中の箇所もまだあったので、これを機にいろいろなお店がくるのかな。・・かな?

 

燃料タンクのアートスペースで、草間彌生とルイ・ヴィトンの世界のはしっこ|上海油缶芸術中心 in 西岸

 

日本でも草間彌生ルイ・ヴィトンのコラボレーションを祝した限定イベントやポップアップストアがオープンしていますが、上海の美術館やギャラリーなどのアートスペースの集まる西岸(West Bund)地区にある上海油缶芸術センターで、12月31日、1月1日、2日の3日間の限定イベントが行われていました。

すごくどうでもよい話ですが、西岸は中国語では【Xian /シーアン】と読みますが、個人的には【ニシガン(ミシガンっぽく)】と呼んでいます。

TANK Shanghai Official Website

上海油缶芸術中心(TANK Shanghai)は、名前の通り燃料タンクをリノベートしたアートス。かつて上海龍華空港(1966年廃港)の燃料タンクとして使われていたもの5基を再利用。

以前、ブエノスアイレスでサイロ(北海道などにある円柱型の穀物庫)をリノベーションしてアパートメントとして再利用している物件を見たことがあるのですが、燃料タンクをリノベーションしてアートスペースって面白い。

展示準備中のタンクも

かぼちゃ目当てのひとたちが集まる

川沿いの遊歩道をお散歩するワン連れの人たちも多いエリアなので、今回のイベントにヴィトンのレインコートを着ているワンちゃんや、草間風の水玉ブーケをかぶったワンちゃんもいてとっても可愛かった。ワン的にはレインコートはちょっと居心地悪そうでしたけど。

 

サンタのまだいるうさぎ年

 

あけましておめでとうございます。

うさぎ年、明けて3日目となりましたが、こちらのお正月本番はもう少し先なので・・・というか1月3日の本日、うさぎよりもサンタの方がまだまだ多い上海の街。ウェブ上ではさすがにサンタの姿は見かけることはなく、いろいろな商品とコラボされたうさぎプロモーションを見るですが・・

クリスマス仕様のケーキもまだまだ

サンタのうさぎ待ち?

あれは?

サンタ!

郷に入っては郷に従え…
我が家のサンタも上海スタイル
(今年もやっぱり春節終わりまでいこうかな)

そんな感じの2023年1月3日の上海です。

いよいよ旅行も解禁となり、今年は中国国内旅行を楽しみたい。そしてここ5年ほど同じことを繰り返しておりますが、今年こそ旅行中国語ををををををを

 

そのように思っている2023年1月3日でございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

わたしの2022年 in 上海<下半期>

 

昨日の上半期編に続きまして、本日は下半期編をお送りいたします。

お年玉、あたるかな。あたるといいな。

 

2022年7月の記事一覧(8記事)

7月から飲食関連がいよいよ解禁となった上海。初ごはんはインド料理でした。なんでインドだったんだろう・・。刺激が欲しかったのかな。

ロックダウン解除の時以上に、外ごはん解禁のは街中のテンションが高かった。ロックダウンの時は解放感がじわじわと押し寄せる感じだったのですが、外ごはん解禁は、夏感もあいまって、やったあ!みたいな。

7月から40度越えの日が続く暑い夏でした。暑さのせいかツタたちの勢いもすごかった。そして私のスイカ消費の勢いもすごかった。10月くらいまでずっと暑かったので最終的には20玉近い数のスイカを消費しました。中国の夏スイーツも満喫!夏サイコー!

 

2022年8月の記事一覧(11記事)

8月も暑かった。1つ目の写真は上海の観光ストリート南京東路(ナンジンドンルー)なのですが、暑すぎて昼間は出歩く人は最小限。夜になって(と言っても30度を下ることはない)やっと人が出てくる感じ。

おいしいものをいっぱい食べた夏でした。食べている時はブログに書こうと張り切っているのですが・・なかなか思い通りにいかず(書くか書かないかはわたしの心意気次第なのですが・・)。連日の40度越えにもありがたいことに夏バテすることなく、美味しくモリモリいただきました。

 

2022年9月の記事一覧(4記事)

今年の十五夜は土曜だったので、外は人で溢れていました。飲んでいる人、踊っている人(クラブみたいなのではなく、中華ダンスです)、だらだらしている人、平和な十五夜でした。

9月の思い出のワースト1は「私を襲った一撃」・・。週末にランチで老外街に行ったときのことです。老外とは外国人という意味で、インターナショナルグルメストリートなのですが、その向かいに今はちょっとした廃墟になっている、元日本食ストリートがあるので、廃墟っぷりを覗いてみようと敷地に入ろうとした時・・

写真の駐車場のバーがわたしの頭を直撃したんですー。なんであそこで立ち止まったんだろう。脳天直撃。スイカ割りかカチ割り氷か・・わたし。久しぶりに涙が頬を伝いました。

 

2022年10月の記事一覧(12記事)

10月は日本に一時帰国。美味しい焼き魚三昧!今回仙台には行けなかったのですが、千葉の義両親に久しぶりに会えて、ふたりとも元気で嬉しかった。うちの義父はなかなかパワー溢れる個性強めの昭和男子なのですが、2、3時間ふたりきりで話をするタイミングがあり、おもしろかった。ちなみにこの時の戻りの上海隔離は、隔離施設で10日間でした。

写真は2021年の春にオープンしたThe Loofというオフィス&商業施設。めちゃめちゃ赤い、特に何があるというわけではないのですが、近くに来たら通ってしまう場所。そして通るとつい写真を撮ってしまう場所。それにしても赤い。

10月は日本のことばかりブログに書いていたので、他のことをほとんど書いていないみたい。その中からなんでレタスの写真だよ、という感じですが、飲茶に行くと必ずオーダーする白灼レタス。せっかくの機会に載せてみました。白灼(バイヂョウ|baizhou)という調理法で、湯引きのことです。他の野菜でもOK,醤油ベースのソースで食べるというシンプルなもの。うまっ

 

2022年11月の記事一覧(8記事)

上海の街路樹は落葉樹、どの通りにもこのナチュラルほうきで落ち葉をはいている人がいます。南京西路(ナンジンシールー)にあるアパートのグッチの壁画広告がかっこよかった。

もうあんまりにもあたりまえになっていましたが、この頃も2日、3日に一度のPCR検査はずっと続いていました。出かけたついでに空いている検査BOXがあればPCRをさくっと受けるのが日々。

11月の半ばからはすっかりワールドカップ優先の日々。日本の試合、面白かった!サウジアラビアにアルゼンチンが負けた時には死にそうになったけど・・。VPNが使えないことが多く、ABEMAでは見ることができなかったのですが、幸い中国は全試合放映。中国は出てないけど、放映権払ってくれて大感謝です。大会中は眠いもののなんとかふんばっていましたが、1ヶ月に及ぶ睡眠の乱れはダメージ大きかった・・

 

2022年12月の記事一覧(13記事)

12月も90%ワールドカップ中心の生活。その合間をぬって陶芸に行ってみたりしていました。ほとんどスタッフの人の作品ですが・・

そうこうしているうちにまさかのゼロコロナ終了。それと同時にほぼほぼ無菌状態だった中国にウイルス蔓延、当然ですが感染大爆発。短期間で一気に広がる感染。

ひとつ良かったのは、感染してどこかに連れて行かれるかもしれない恐怖がなくなったこと!個人的にはこれが一番恐怖だったので、ほんとよかった。感染者数の増加とともに、ちょこちょこと方針も変わり、現在は、抗原検査で陰性になるか、発症後7日経って症状がなくなればもう良しということになりました。

すでに復活しておりますが流行りにのった夫も感染、わたしも時間の問題・・・。ふう。ワールドカップベスト8見れなくなったらどうしよう、ベスト4見れなくなったらどうしよう、準決勝・・決勝・・・と怯えながら過ごしておりましたが、しっかりとアルゼンチンの優勝も見届け、感染しないまま今に至ります。写真は夫がやばいとなった時、コンビニに駆け込み用意したのど飴やポカリの記念写真。

 

やっぱり最終的にはコロナにぐるぐるに振り回される2022年でした。が、しかし、やっとやっとやーっとコロナに一区切りつけることができそうな未来が描けそうな年の暮れとなりました。

ビッグデータ予想的には、すでに上海の第1波はピークアウトところなので、なんとかこのまま乗り切りたいところです。そして楽しい2023年を迎えたい!

みなさまにおかれましても、どうぞ心も体も暖かく、素敵な年の瀬をお過ごしください。今年も1年ありがとうございました。

 

 

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと