初めての道東、もちろん外せなかったのが知床半島。ヒグマとか、エゾシカとか、キタキツネとか、とか、とか。期待に胸を膨らませ、世界遺産知床国立公園にやってきました。
ですが、前線の影響で断続的に降り続く雨。一両日中には台風もやってくるとかこないとか。そんなわけで、知床岬に行ったり、ヒグマの生息地を海から見る船もボートも全て欠航。さようなら、ヒグマさん。
そんな中、断続的の断の部分を狙って、なんとかお散歩だけはしてみました。
お、おさんぽ……。でも、安心してください。
はいてますよ。
アンティークな感じですみません。こんなサバイバルなお散歩、初めてです。わたし、頑張った。涙でそう。
でも、こんなにワイルドな端っこも行けて満足です。そして帰りしな、何かの気配を感じました。あーん、あれは?!
なに?興奮しすぎてブレる。
お食事中のエゾシカでした。
「知床国立公園」で画像検索ででてくるような、双子のコドモヒグマとか、青空と白い雲と手付かずの自然が映し出された鏡張りの湖なんかは一切見られませんでしたが、エゾシカの後ろ姿でガマンしようと思います。
知床の大自然はふわーっとなでた程度でしたが、立ち寄ったネイチャーセンター(知床自然センター公式サイト)のレベルが非常に高く、ステキでした。綺麗で清潔で個性的なところ、情報量が多いだけでなく面白そうな情報、楽しく学習できる仕組み、スタッフもプロ意識が高く、さらにインターナショナル度の高いところも素晴らしかった。パンフレットは数カ国語用意されていましたし、掲示も日本語と英語できちっとされていました。外国人の旅行者も、個人団体問わず多かったです。
おトイレ内の注意書きの英訳だってちゃんとしてました。
少なくない場所でこれを "Thank you for using the toilet cleanly." としているものを見かけます。日本人であれば、この字面通り「ありがとう」と言われても、「トイレはキレイに利用するように」という注意書きの意味だと意識せずにわかりますが、英語で「キレイにトイレをご利用いただきありがとうございます」とお礼を言われても、日本語文化に慣れていない人には言葉通り以上の意味はありません。ましてや「きれいに使ってね」の注意書きとは気がつくはずもなく。そんなところもちゃんとしていて、とっても好感度の高かったネイチャーセンター。
……次に知床にくる時には、トイレの注意書きじゃなくて、双子のヒグマの話を熱く語りたい。