リオ・オリンピックが終了、パラリンピックがスタートしたブラジルで、8月29日からスタートした新ドラマ。ブラジル最大の放送局、グローボの『Sol Nascente/ソウ・ナセンチ』、「ライジング・サン」とか「日の出ずる場所」の意味する通り、日本にちょっと縁のあるドラマです。
ストーリーは、50年以上前に日本からやってブラジルにやって来た移民、カズオ・タケダの家族に養女として育てられたアリスと、幼なじみで同じくイタリアからブラジルに渡ってきた移民のマリオ。異なる移民文化を背景にしたふたりのラブストーリー。
サンパウロ郊外のアハイアウ・ド・ソウ・ナセンチという街が舞台のドラマなのですが、これがまあなかなか雑な感じの仕上がりでして。
主人公アリスと養父のカズオ・タケダからどうぞ。
タケダ……、ニッポン人?
タケダ in 着物
いやいや、着物を着せたところで、日本人どころかオリエンタルですらないこのキャスティング。いいのかグローボ。
続きまして、タケダ家集合。
アリスの幼なじみ、旧知の友人イタリアンファミリーを夕食にお招き、お迎えするシーンなのですが、着物でお迎えする無理やり感もなかなか。一方、お招きされた友人イタリアンファミリーは……
みなさん、いたって普通。タケダのお辞儀に、お辞儀を返すイタリアのマンマがキュートです。
もちろん着物じゃない、普段着のタケダ家もあります。
タケダ、メガネとカメラ下げてます。なんてクラシカルな日本人像。
タケダは常にメガネとカメラ。ステレオタイプ。
アリスと仏壇
兄ヒデオ、ゲームクリエーター
これまたステレオタイプな設定。Tシャツのプリントにはなぞの日本語「ぜひ國産」などなど。見ていてちょっととまどうことの多い設定が魅力のドラマになっています。
会社のスイートなブラジル人スタッフは「ブラジルアホすぎ、恥ずかしい」と言ってましたが、中国、韓国に続いて在日外国人数が第3位のブラジルにもかかわらず、私たちのブラジル文化への知識も理解も、まあまあ自慢できるものじゃないので、お互いさまです。
今年はオリンピック・パラリンピックの年だったので、東京をはじめ全国でブラジル展が開催されているようです。近いところでは、9月16日から池袋のサンシャインシティで開催のフェスタ・ド・ブラジウ!
たべる!あそぶ!おどる!あそべるブラジル、もっと熱く。サンシャインシティ フェスタ ド ブラジル 2016 9/16 FRI - 9/19 MON
カイピリーニャを飲みたい!
そしてスイートなブラジル人、もはや「もうすぐクリスマス」とソワソワし始めました。まだ9月ですけど!そしてここから2月か3月のカーニバルの時期までずっとソワソワの予定です。 どんだけソワソワするんでしょう。ふふ