台風上陸の翌日、木々がなぎ倒されあちこらこちらの道が封鎖、恐るべし台風。倒木の撤去作業が続く中、山の中を進んでいきます。
片道通行規制をしていた箇所で、撤去作業現場を通りかかたら、大木に腰掛て作業員がお茶休憩をしていた様子には和みました。
向かった先は、会社の北海道民に教えていただいた「クマヤキ」。
北海道名物とのこと。網走郡津別町にある道の駅「あいおい」で販売されています。たい焼きのクマバージョンでクマヤキ。安易すぎるネーミング、なんてイジワル言わないでくださいね。その愛おしいルックスで、SNSで昨年?一昨年?ボーンと知名度を上げたんですって。
シロクマさんもいるヨ
あんこは苦手なもので、クリームで。
かわいい!きゃっきゃしているところに、パンチの効いた大阪弁が後ろで聞こえました。ちらっと振り向くと、くりっくりにパーマをあて、背中におぶった虎の片手が後ろからおばちゃんのお腹か胸かみたいなところにわしゃーっと伸びている、これまたパンチの効いたTシャツをお召しになったおばちゃん1号。「クマヤキやてー」とクマヤキ屋の前で、100メートル向こうまで届きそうな勢いで、すぐ後ろを歩くピンクの豹かと思ったら、ピンクの虎柄のTシャツを着たおばちゃん2号に声をかけています。
1号「このニイチャン誰?」
2号「知らん」
厚切りジェイソン、ではなく、その下にクマヤキを持って微笑む北海道日本ハムファイターズの中村翔。(地元の為にこんな山の中で微笑んで、チンピラだと思っていたけど健気じゃないの)なんて思っていましたが、大阪のおばちゃんらにそんな情けはありません。「知らん」て。すると何かを思い出したのか。
1号「あーん、あれちゃう?野球ちゃうん?」
2号「知らん」
1号「おるやん」
2号「知らん。北海道に野球あった?」
1号「なんかあったやん。知らんけど」
虎おばちゃん、怖いものなしですね。クマヤキのハムおばちゃんに、虎おばちゃんたちの会話が聞こえてないことを願います。いや、絶対聞こえてるはず。