足立区ってどんなところでしょう。地理的なイメージはまったく思い浮かばず、知っていることと言えば、北野(またはビート)たけしの出身地で、北島康介の実家のお肉屋さんがあるところ、と思っていました。が、念のためと思って確認すると北島康介の方は足立区ではなく荒川区でした。地方出身のわたしの認識ってこの程度です。夫に話すと「え、金八先生は?」と言っていましたが、わたしの中で金八先生は荒川区でした。
足立区に来たのは10年ほど前に北千住に1度、西新井に1度だけ。このたび、久しぶりに足立区にお邪魔してまいりました。今回は再び西新井界隈、盛り上がっているエリアを抜けたところの商店街。ネコさんに迎えていただきました。
「関原銀座会」「関三通り商店街」そして地図上で見ると西側(ウエスト)にある「関原イーストロード」をおさんぽです。名前からして気になりますが、それ以外にも何かと気になる多い界隈。
○ブーザー ×ブザー
これで100円?(いらんけど1)
これはこれで100円?(いらんけど2)
わたしのごく個人的な商店街格付けのようなものがあるのですが、その高上位の条件のひとつが「商店街(できればメインストリート沿い)に銭湯がある」です。さらに、その中の最上位につける要素としては唐破風(からはふ)または千鳥破風(ちどりはふ)など、屋根の装飾があるお風呂屋さんであることです。わたし、煙突よりも屋根派です。
ありました。千鳥破風の銭湯、堀田湯です。堀田湯ホームページを見ると、露天風呂もあり、風呂場の壁絵も立派なお風呂屋さんです。銭湯の入り口には壁絵新聞が貼ってあり、前日のニュースと競馬の結果が(これがまた下町らしい)描かれていました。「ひとっ風呂浴びてさっぱりするか。」な雰囲気の方々が昼間からぞくぞくと訪れます。
屋根がシャキーン
おふくろさんのニュースってありましたっけ?
地元住人のための商店街とは言え、徒歩圏内には大きなショッピングセンターや商業施設もあり、生き残りは楽ではないと思います。テナントがほとんど抜けてしまっているところもありました。関原銀座を横切るように大きな道路を作っいて「この3軒は立ち退きになったんだよ」と通りすがりの人たちが話をしていたのも聞こえてきました。災害時の交通の確保などいろいろとあるのでしょう。
引っ越しも済んでいる気配の立ち退き3軒
足立信販って
テナント募集中
鬼気迫る看板
裏紙広告
メッシ好きすぎでしょう
必要なものは大体揃う商店街、近くには大きなスーパーも商業施設もあっていいとこどり。 ファミリー、お年寄り、小さい子、ネコがいて、お惣菜屋さんがあって、素敵な銭湯がある。美味しいコーヒー豆屋さんは徒歩圏内にあったかしら。
どうだったかしら
戸越銀座商店街や、谷中銀座商店街などの有名商店街のような華やかで、国内外の観光客が多い商店街がある一方、「商店街 of the people, by the people, for the people/地元民の、地元民による、地元民のための商店街」な、たまに商店街好きの物好きが訪れる程度の、地元住人のための下町商店街でした。リンカーンを引っ張り出すのは少々大げさですが……。