寒い日が続くと、自慢の出不精に磨きがかかります。遊びに行こうという夫の誘いをやんわりと断っているのですが、前もってお誘いをいただいたときに限り、前向きに検討するようにしています。そんなある週末のお出かけの話。
千葉県の小江戸、水郷のまち佐原へお出かけしてきました。土蔵造りや看板建築の商家や町家が軒を連ねている古い街。中心部には利根川の支流小野川が流れていてます。利根川って小学校か中学校あたりのテストで出ますよね。
川沿いにはなぜか小さな人形がたくさん飾られていました。
言っても、小江戸とかって小江戸風な観光地っぽいあれじゃないのかしら、なんてやらしい気持ちが無くもなかったのですが、そんな自分が恥ずかしい。観光地エリア以外も雰囲気たっぷりでしたし、観光地エリアのあふれる生活感もほどよく、おさんぽがたのしい古い街でした。
おひるはお蕎麦を食べました。築100年以上の古民家をリノベートした、昼間はお蕎麦やさん、夜は二組限定のフレンチという雰囲気のよいお店。根菜のかき揚げそばをいただきました。ワイン飲みたい。次は電車で来ないと。
反射式の石油ストーブが懐かしかった。高校生になって、もう危なくない年齢でしょうとOKをもらい、反射式石油ストーブを自分の部屋用に買ってもらいました。上にホウロウのポットを置いてお湯を沸かしておくのをやってみたかったのです。赤いホウロウのポット、何度も空焚きをして怒られました。寒い日にストーブ前にぴったりと陣取り、なんか臭いと思うと自分の髪の毛が焦げていたり……。
佐原はいろんな映画やドラマのロケ地としても使われているそうです。春も、夏も、秋も、雪があってもすごく素敵だろうなあ。車で一時間と少し、遠くないところにこんなに素敵なところがあったとは。
お出かけって、出かけるとほんとうにたのしいのに、出かけるまでがあれです。もっとぱっと動ける人になりたい…と言いながら、いつもグズっているので、今年も、気が向いたときにちょっと頑張ってお出かけしたいと思います。