ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

中国のお家芸かな、竹足場

 

上海は大ぶりな街。1ブロックの距離も長く、碁盤の目のようなわけでもなく、まっすぐだと思って感覚だけで歩いていると、実はゆったりとカーブしていて、思っていた地点よりこんなにずれていたと思うこともしばしば。実にトリッキーです。

 

何と言っても14億近い人口の国の、ビジネスの中心の街なわけですから、歩いているだけでうんざりしそうな大きさ。熱量が高く(よって声も大きい)、巨大な近未来的建築物も多く、道ではないなにかに迷子になりそうになります。

 

が、しかし。ちょいちょいエンターテイメント要素が隠されていて、大味だけど意外に飽きのこない街、上海。

 

その一つが竹の足場。

 

f:id:pucayu:20181010193047j:plain

f:id:pucayu:20181010194338j:plain


しなって、しなって、想像するだけでチュンってなる。と思うのですが、この「しなり」が抜群の安定感を生み出すとか。ほんとでしょうか。

 

これも、誰もが足場を組めるわけではないそうで、1級建築士みたいに、足場組士的なきっちりと資格を持った人が組んでいるらしいです。確かに、素人の仕事ではないですよね。

 

繁華街の竹足場には、ちゃんと街灯も付いています。下から見ているだけでも怖いですが、この上を歩いたり、この上で重いものを持ったりすること想像すると、それだけでもユラユラしそうです。

 

f:id:pucayu:20181010193719j:plain

f:id:pucayu:20181010193433j:plain

 

最近気になっていること。劣化した竹の判断はどうなっているのでしょう。この竹は使い捨てなのか、また次の現場で再利用されるのか。現場の親方が目を光らせているのでしょうか。

 

f:id:pucayu:20181010193050j:plain

 

上海でもそこそこの高さのビルは竹足場を見かけますが、香港やマカオでは高層ビルも竹足場とか。さすがですね。


足場の2階から3階への移動にははしごが掛けられているんですね。柱になる部分は、そのまま直接コンクリートに立てられているだけというのもすごい。

 

竹足場があるとついつい眺めてしまいます。