先日上海の街を歩いていたら、前方に5、6人のフランス語のグループが道にたまっていました。よく見てみると、とあるアパートメントの8階〜10階あたりを見上げ、写真を撮ったりしながらわいわいと賑やかなご様子。
わたしもなになに?とワクワクしながら近づくと、同じように彼らを気にしながら通り過ぎる中国人のおじさんに「にゃにゃにゃにゃみゃあー」と声をかけられました。
もちろん何を言っているのかは全くわからなかったのですが「仲間」な感じでニヤリと微笑まれたので、とりあえずニヤリと返しておきました。
くだんのアパートの前に着き、彼らが見ていたところを見上げると。
いっぱいのお肉が干されていました。生々しいというか、肉々しいです。
大きな通りに面したアパートだったのですが、空気とか気にしないのかなとか、そもそもこの日は空気の悪い日だったのですが気にしないのかなとか、それ以前にこれだけ大量の肉を干していたら、部屋も臭うんじゃないかなとか、気になってしようがない。
ほどなくして、今度は目の前に派手な毛布で作った上下スーツ、のような服を着て歩いていらっしゃる方がいます。
トラディショナルな感じの中国の女性たち、体を冷やすことを何よりも嫌うようで、この毛布スーツや、ちょっと軽めのスキーウェア(もちろん上下)で街中を闊歩しているのをよく見かけます。
暖かそうな毛布スーツ。でもこれを着て歩くのは、わたしにできるかな。できないな。そして気になる右手には。
ビーニールにごそっと入った肉の塊。確かに、ちょうどさっき市場を通り過ぎました。今晩はお肉ですね。