とても天気が良い!春来たる!冬終わり!気分よくお散歩にでもいこうかなあとフラフラアプリを覗いていたら目に入った野性爆弾のくっきー。
くっきーランドが上海に来ているというではありませんか。あと数日で終わるし。知ってしまったとなっては行かねばならぬ。行ってきました。
今回の「超くっきーランド」、中国語のタイトルは「荒诞巨楽部」でした。
入場料を払おうとしていると後ろからかわいい女の子、おそらく寒いエリアのヨーロパ人であろう女の子に「にゃにゃにゃにゃにゃにゃまー?」と声をかけられる。
まったく何を言われたのかわからないわたし。自分の中国語が変だったのかともう一度言い直す彼女。言い直されてもわからないわたし。
いやいや、かくかくしかじか。聞けば彼女、ウクライナからの留学生。どうみても私の方がはるかに中国語を喋れそうな顔してますよね。でも顔で喋るわけじゃないからね。ごめんなさいね。
なんでも、一人料金は98元(約1,600円、高っ)で、ペア料金は160元(約2,650円)だから、ふたりで来たことにしましょうよーとのことでした。そんなわけで即席の友人できあがり。
ウクライナちゃん、わたしが日本人とわかるとうれしそうな顔をしたかと思いきや、おもむろに「さよなら!」
「え?」いきなりさよなら。ギャラリーのスタッフも「え?」みたいな雰囲気に。
思ったのと違うリアクションに「さよならってどういう意味だっけ?」と心配になるウクライナちゃん。「さよならは再见よー」というと真っ赤になってました。ほんとうは「こんにちは」を言いたかったみたい。照れるウクライナちゃんかわいい。
そんなご縁で、即席友人のウクライナちゃんの質問に答えながら「超くっきーランド」を観るふたり。「Shibuyaって何?」とか「くっきーって有名?」かまさか野爆の話を中国でウクライナ人にする日がくるとは。
中には返事に困る質問もありました。「自分の住んでた街からきた人が、中国で個展を開いてるってどんな気分」えええええ、どんな気分も何も、えええ。そこまでの思い入れはくーちゃんにないしなー。これ何て答えるとウクライナちゃん的な納得地点に落ちいつくのかな。
もう一つの困った質問は「これどういう意味?」
言えば言うほど怪訝な顔になるウクライナちゃん。「何て書いてあるの?」とか聞かないでほしい。いや、聞いてもいいけどその次の「これどういう意味?」は絶対聞かないでほしい。考えたらダメなやつだから。
こちらは「アートだから」と答えておきました。「アート」って時に最強の切り札。
週末(3月10日かな)にくっきーご本人が個展に来てサイン会を行ったそうです。そしてお隣の杭州市にも行ったもよう。知ってたら週末に行ったのにー。(たぶん)
ギャラリーの地上2階、地下1階をフルに使った個展でした。1階から地下とか、部屋と部屋の境目やつながりもとてもディテールにこだわった展示でした。
その他いろいろ面白かった。
くっきーとロッシーならロッシー派。