「M50」とは、住所が莫干山路50号(モーガンシャン・ルーの「M」と番地の50番)から名前を取ったギャラリー街。正式には「M50創意園」。
1930年に紡績工場だった一帯に、2000年に地元のコンテンポラリーアートの作家が開いた1軒のアトリエから始まり、2002年に「M50」としてオフィシャルにコンテンポラリー、モダンアートを中心としたアーティストの、ギャラリーやアトリエがが集結するアートスペースとしてオープンしたそうです。
相当な数のギャラリーが入っているので、適当な建物に入って見るも良し、前もってウェブでチェックしたギャラリーに行くも良し、敷地内にある掲示板を見てあたりをつけるも良し。日本人のスタジオもありました。
今回はインスタレーションをメインに活動している、あるアーティストのスタジオをお目当にやってきたのですが、扉に「今日は戻りません」と書かれていました。日を改めます。
そんなわけで、ギャラリー巡りからおさんぽに切り替えます。塀に囲われたクローズドかつ、元工場というかなり広いオープンな敷地。車の往来を一切気にせずぼーっと歩くのにぴったりな場所でした。
M50ーときめきスポット。あくまでも個人的なときめきドコロですので、他の方がときめくかは責任を負いかねます。
まずは、東京の下町を思い出させる青空ガーデニング
1枚目のネコの足跡多めなところに特にグッときました。
上海の街は高層マンション・ビルが圧倒的に多めのため、普通に歩いていると玄関先の鉢植えとか、公道にフリーダムに広がる青空ガーデニングなどにお目にかかる機会があまりありません。
せいぜいベランダや窓辺に見える鉢植えがあるくらいですが、なんせお洗濯物の量の方が圧倒的に多いので、鉢植え目に入らず。
久しぶりのせいか、日向ぼっこする鉢植えたちにかなりときめきました。
続いて、大好物ウォールアート
アーティスト達が集結しているだけあって、壁画のアートレベルもなかなかです。今度壁画目的だけで来るのもいいかもしれません。
いろいろ
こじゃれたカフェあり、レトロな中華食堂あり、バトミントンのコートが3面取れるスペースまで。そしてネコもいました。
アートがあって、カフェがあって、ネコがいて。ちょっとしたパラダイスでした。春も満喫し、いいお散歩にもなったし、また来ます。