ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

証明写真がブサイクなわたし

 

基本的に写真に写ることがないため、写っている写真といえば証明写真くらいしかありません。免許証、国際免許証、パスポート、履歴書、ビザ関連・・・。

元がアレなのでしょうがないのですが、せめて元マイナス2くらいに抑えたいところなのですが、出来上がりをみるとだいたい元マイナス5〜10という感じ。

今回はパスポートとビザの更新の為の写真を撮りに行ったら、わたし史上最強のブサイク写真が撮れました。

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自分ではこのくらいと思っていたのに……

自覚症状はあるので、無駄なあがきとは知りつつも、マイナスを最小にできるよう検索して写真屋で撮っていただいたり、この機械はイケルというもので撮ってみたりと、涙ぐましい努力をしています。

都内のとある写真スタジオにお邪魔しました。この人で大丈夫かしら、というおじいさまがお一人。「あなたで大丈夫ですか」と訊く訳にもいかないので、パスポート写真をお願いしました。

手慣れた感じでさくっと撮ってくださり、データを一緒に確認してみるとなんと真っ黒。おじいさまったら「いやあ、わしとしたことが。ふぉふぉふぉ」と照れ笑いでレンズのキャップを外します。まったく信用できない感じのおじい、ほんとに大丈夫かしら。

もう一度撮っていただきました。

さらにもう一度撮り直します。

なぜかもう一度撮り直します。

そしてデータを開くと、おじいが「わっ」と声を出しました。

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違いのわからない9枚の写真を見せられた

違いのよくわからない写真が計9枚。どれも等しくひどい。その中でおじいさま、下の一枚を選びました。「うん、これは少なくとも本人なことはわかるね」

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うん、これなら少なくとも本人ってわかるよ

少なくとも本人であることはわかる……、写真屋さんの言うセリフでしょうか。一体どういう意味でしょう。

おじい、ゆるすまじ。

いたく不満げなわたしの表情に気がつくだけの良心?経験?はお持ちのようで「もう一度撮りますか?」と聞いてきたおじい。ですが、あと3枚撮ろうと12枚撮ろうとおじいの腕が上がることはないし、わたしの写真写りが劇的に変わることもないでしょう。

おじいにお金を払ってお店を後にしました。

このなんだかテカテカの、白目の多い藪睨みの写真でこの先10年過ごさなくてはいけないのでしょうか。がっかりです。おじいにも、自分の顔にもほとほとがっかり。

 

これはもしかして、写真写りが悪いというのはわたしの思い込みで、本物のわたしの顔がテカテカして、白目の多い、藪睨みなのではないでしょうか。

「この顔ブサイクに写ってるわー」と見せられた写真が、本人そのものというのはよくある話。

あとは自分的にマイナス5の顔でよしとするのか、マイナス10でもよしとするのか、折り合いをつけるだけのような気がしてきました。

  

翌日、やはりあの顔であと10年いこうとはどうしても思えず、証明写真機に行ってきました。

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落としどころ

全然許容範囲。ここから10年、これでいきますわ。

 

一応折り合いはついたものの、やはりひっかかるのは、アレもコレも、他人の目には全く変わらないのでは……という疑問。アレはないわと思っているのはわたしだけではないのか。

勇気を振り絞って、おじいの撮った「少なくとも本人だってわかるよ」と意味不明な発言をした写真を夫に見せてみました。

「あー、自分でもこれは撮り直すわ」本当のところはどう思ったのか知りませんが、合格コメントです。傷ついている嫁に塩を塗り込む男ではなかったことに感謝。

 

世の中には証明写真だろうと、寝起きだろうと、半目だろうと、可愛いくしか写らない人もいるでしょうから、やはり元の問題は多分にありますよね。いやいや、大変でした。

 

 

先日のくっきーランドの写真を使用させていただきましたが、あくまでも写り方の違いを表す例として使用したもので、ブサイクの例ではないことを申し上げておきます。