ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

世界遺産、安徽省のノスタルジックな古村落「宏村/ホンツン」へ

 

安徽省(あんき省)の世界文化遺産に登録されている、1131年に建造が始まり現在も明・清時代の建物が残る古い村落「宏村/ホンツン」に行って来ました。

勝手に「ひろしむら」と呼んでいたので、「ホンツン」と言われてもピンと来ませんが、間違いなく「ホンツン」です。

初めての高速鉄道でのおでかけ。上海から最寄りの黄山北駅まで約3時間。歩きでは約4日の道のりです。

f:id:pucayu:20190526213838j:plain

歩きで4日間の道のりです

高鉄の駅からさらに1時間ほどバスで山を登って行きます。この地域はお茶の産地で、山肌は茶葉の緑一色の段々茶畑が続きます。

ここは、中国の水墨画をイメージした時に思い浮かべる、雲海の中そびえ立つ美しい渓谷の、こちらも世界遺産に登録されている黄山があり、黄山の登山と古村落見学のセットでくる観光客が多いようです。我が家は登山なしで。

宏村は、白壁と灰色レンガで建てられた、フォトジェニックな村。

f:id:pucayu:20190523221858j:plain

人工池の南湖を渡り、村落の中心部へ

f:id:pucayu:20190523222406j:plain

村の掲示

f:id:pucayu:20190523223207j:plain

村の中心の人工池、月湖

f:id:pucayu:20190523224159j:plain

村の中は迷路のよう

f:id:pucayu:20190526225755j:plain

野菜を洗ったり、靴を洗ったりする生活水路

f:id:pucayu:20190523223450j:plain

遠足の子どもたち

f:id:pucayu:20190523223337j:plain

ツアー客もたくさん

f:id:pucayu:20190526225508j:plain

建物を眺めたり

f:id:pucayu:20190523224306j:plain

ツアーに混ざってわからないけど一緒に話を聞いてみる

f:id:pucayu:20190523224332j:plain

お土産屋にはお約束の赤ちゃん人形

f:id:pucayu:20190526230423j:plain

路地を抜けると畑があったり

f:id:pucayu:20190526230513j:plain

家の前では洗った靴が干してあります

世界遺産の村として観光客の受け入れつつ、江戸時代以前のままの村に現代の人が普通に住んでいるんですね。

建物も、人工池から水を引くシステムも、ほぼ当時のままだそうです。いやーすごい。

一般に公開されていない村や集落がまだまだあるのだそうです。平安時代あたりの村もあったりして。

日も沈み始めてきたので、そろそろ帰ります。

f:id:pucayu:20190523222934j:plain

太陽が山に消えていきます

f:id:pucayu:20190523224431j:plain

エ、エクスポート?

中国語の「出口」は、日本語と同じ「出口」の意味の他に「輸出(エクスポート)」の意味もあるのですが、これは明らかな誤訳。村の中にたくさん設置されている出口の標識、全て「エクスポート」でした。

こんなにたくさんの日本語を解する人が多い中国で、なぜこの標識にOKが出たのか本当になぞです。……ま、そんなのものですよね。

 

ひろしむら、つづきます