ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

リスボン食べ歩き(ぽ3)

歩きました、ポルトガル。歩いただけではなく、上ったり下りたりもいっぱいします。

スマホのヘルスケアを見ると、上った階数が連日30階超えています。30階超えは今回初めて見ました。

無印のペラペラのメッシュスニーカー(「踵の衝撃を吸収」しないほうの前のタイプ)をはいていたのですが、足の裏がペロンと剥がれるんじゃないかと思いました。

こんなに歩いたら痩せちゃう。うわーこの坂上ったらわたし痩せちゃうかも!毎日大騒ぎ。「やばい、痩せちゃう。食べなきゃやせちゃう!」

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三食これでいい美味しさ。ジェラートのチェーン店

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こんなの水だから飲むな、ビールを飲めとギャルソンに言われたポルトガルのグリーンワイン

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街の食堂。7時までみんな夜ご飯だからとシェフ待ち30分

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ポルトガルといえばバカリャウ(タラ)

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そしてサルディン(イワシ)シーズンじゃなくても食べる

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通勤ラッシュのバスに乗ってエッグタルト発祥の地で朝ごはん

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ザックザクでボーン、うまっ

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いっぱい歩いた、おやつのフレッシュオレンジジュース

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もりもり歩いた、ごほうびのサングリア

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おやつのつもりのエンパナダ←アルゼンチン料理だけど

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ボカとリーベルスーペルクラシコリベルタドーレス杯(南米のカップ戦)の準決勝。観たい!

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おやつのつもりが本気でサッカー観戦、ポルトガル関係ないし

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夜ごはんはもうムリ、でもジェラートは食べる

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翌朝はホテルの向かいのカフェで通勤客たちと共に

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あさごはん

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午後は電車でポルトに行きます

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駅でさくっとおひるごはん

初日の夜にイワシを食べた食堂のはなし。

夜ごはんには少し早いかなと思いつつ、時差のせいか歩いたせいか、おなかもペコペコです。

お店に入ると、すでに食事をしているテーブルがいくつかあります。給仕のギャルソンが来て、何か言っています。記憶の片隅にあるポルトガル語を駆使して理解するも、キッチンは7時までと言ったのか、7時からと言ったのかよくわかりませんでした。

ギャルソンに「まあいいや、座れ座れ」と促されテーブルにつくと、お店の奥の方から賑やかなおじさんたちの声が。テレビのサッカー中継を観ながら、わーわー言いながらワインを飲み、まかない料理を食べる白い作業着を着た数人のおじさんたち。

理解しました。白い作業着のおじさんはキッチンの人で、彼らの夕ご飯の時間だから、キッチンが開くのが7時からと言っていたのですね。なるほど。

ギャルソンに「そんなの水みたいなもんだから飲まんほうがいい」と言われた、ポルトガル北部のビニョ・ヴェルデ。直訳するとグリーンワインですが、意味合いとしては「若いワイン」です。収穫後3〜6ヶ月後にはワインとして市場に出ます。

赤とロゼもありますが、白が圧倒的に多く、微発砲のワインです。ふつうのワインよりもアルコール度数が低く、軽くて、若干酸味が強く、グリーンでフレッシュな感じです。

飲まんほうがいいと言われると飲みたい。夫はギャルソンに従いラガービールを美味しそうに飲んでおりましたが、わたしはグリーンワインを飲みながら、キッチンが開くのを、もとい、おじさんたちのご飯が終わるのを待ちます。

ほどなくしておじさんたちの食事も終わり、炭で焼かれた魚たちが並びました。控えめに言って絶品。シーズンからはすこしずれていますが、なんといってもイワシ、いつでも美味しいハズ。炭で塩焼きにしただけなのですが、お、おいしい。

翌日に市場で魚たちを見てきたのですが、ピッチピチでぷりっぷり、美味しいに違いないお姿でした。それはおいしいわ。

先ほどのギャルソン、各テーブルをまわっている。何かなと思っていると、うちのテーブルにもやって来ました。

「おふたりはどこから来たの?ん?日本かー。いやいやよかったよかった。じゃ、ゆっくりしてって。さようならー」……本日の退勤の挨拶でした。その後も残りのテーブルもまわり、全員に挨拶をしてから、入口からふつうにお帰りになりました。なんかステキでした。

わたしが店員だったら、裏口から出るか、空気と化してそっと帰るだろうな。わたしもいつかギャルソンになることがあったら、みんなに挨拶して帰るギャルソンさんになろう。ギャルソンになること・・・あるかな。