いろいろと予定が変わり、それならばとやって来た波照間島(はてるまじま)。沖縄県八重山諸島の、言わずと知れた人口500人ほどの日本最南端の有人島です。
思いつきでやって来たので何が目当ということもなく、ひとり自転車でぐるぐると島を周ります。地味な坂道も、舗装されていないでこぼこの道も、電動アシスト自転車があればらくらくです。
レンタル自転車のお店のざっくりと書かれた地図を片手に、信号のない島の道を行くとこんなところに……
はじめはどこかの犬かなと思ったらヤギでした。群れのヤギというわけではなく、あちらこちらにポツンポツンとヤギ。
この時期の島はサトウキビの収穫シーズンのようで、停めてある軽トラからラジオの音が聞こえ、サトウキビ農家の方々がせっせと手作業で収穫されている様子が島のあちらこちらで見られました。
サトウキビの収穫、草を食むヤギ、サトウキビの収穫、草を食むヤギ……そんな感じ。
だいたいこんな感じで長いヒモに繋がれているヤギ。よく見ると……
あたりを見回すと、ミステリーサークルのように草が刈られた円がいくつかできあがっていました。一つの円が終わったら、また次の場所に円をつくるのでしょう。
このヤギ達、草刈りが仕事なわけではなく、ほぼ食用なのだそうです。確かに、ヤギ汁のカップラーメンもあるくらい、こちらではポピュラーなヤギの肉。
しばらく自転車を走らせていると、大騒ぎしているヤギの鳴き声が聞こえてきました。どれどれと近寄るとドヤ顔で寄ってくるヤギ。
好奇心旺盛なコのようで、わたしの一挙一動気になるらしい。とっても人懐っこいヤギでした。
波照間島のヤギ達、とても可愛かったです。