ゴールデンウィークは好きな本を読んで、映画を観て......と楽しみにしていたのですが、休みになることなくむしろいつも以上に忙しく。グチグチ言おうと思っていたら「1月から2月にかけて2週間がっちりお休みしてませんでした?」と先手を打たれました。わたしの中でそれはそれこれはこれですが、「そうですよね」と流すしかなく。
読書はできていないのですが、寝る前などに、映画を流し見しています。じっくり観たのは先日ブログに書いた「セブン・イヤーズ・イン・チベット」と「クンドゥン」だけですが、他はすでに何度か観たことのあるものを中心に、見るともなく流していました。大きくわけて3カテゴリ「アルゼンチン」「伊坂幸太郎」「ウイルス感染」
今回はカテゴリ:アルゼンチンの映画たちを並べてみます。
数年前に新宿の映画館でやっていたラテン映画祭で観た作品。上野の国立西洋美術館本館などを含む建築物が世界遺産となっているル・コルビュジエ。そのうちのひとつ、アルゼンチンのラプラタ市にあるコルビュジエの建築物を舞台に、セレブなデザイナーと隣に住むサイコパスとの間で繰り広げられる、隣人トラブルの話です。アルゼンチンの得意な、笑えないコメディな感じがクセになります。(初見の時のブログ:ラテン!ラテン!ラテン! | ひつじ泥棒 )
サイコパス度がひどくて笑えないコメディ(そんなカテゴリがあるのでしょうか)の代表と言えばこれでしょうか。まったく笑えないサイコパスたちが繰り広げるオムニバス。大好物です。公開当時ブエノスアイレスではまわりの人は全員見ていたと思います。まったく泣けるシーンなどないのに、一緒に見に行った友達が最後に泣いていてびっくりしました。他人の泣き所ってどこにあるかわからないです。ブエノスアイレスでも見て、日本の公開時にも見たのにブログには書かなかったみたい。なかなかブラックな内容なので感想をうまく文字にする自信がなかったのか。
ブエノスアイレス近郊のサン・イシドロという高級住宅街で、1982年から1985年、ある家族が実際に起こした身代金ビジネスがらみの連続誘拐殺人事件の話。軍事政権から民主制に政治体制が変わった頃の話で、犯行の手口、警察が踏み込んでの逮捕、その後の裁判まで映画になっているのですが、ハラハラドキドキサスペンスというよりは、アルゼンチンの映画らしく、わかりやすい盛り上がりどころは作らず、ヌルヌルと進む展開、そして最後はひどいです。個人的には、南米人特有の(と言っては語弊があるかもしれませんが)二枚舌っぷりが見所でした。
その他、コメントは割愛しますが、こちらの3作品も流していました。
流し見ではなく、これからちゃんとフルで観る予定のものは、この3作品。
こうやってみると、すごく見ているような気になりましたが、実際はただ流しっぱなしの雑音のようになっています。
今後、残りの2カテゴリのものを書くか、書かないか……
次なるカテゴリとしては、まだ見たことのない中国、韓国あたりの映画も見てみたいなと考えています。あとは有名どころのアニメーション。未だに「となりのトトロ」も見たことがなく、外国人に「そんな日本人イヤだ」と言われます。そろそろ見ようかなとテレビ放送があるたびに思うのですが、昨年のM-1のかまいたちのネタで「トトロ見たことない自慢」をやっていたので、せっかくならわたしもこのまま見ないでおこうかなとか思ったり、思わなかったり。
お題「#おうち時間」