ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

仙台の国分町「喫茶チャオ」(に行ったわけではないのですが)

 

たとえば福岡だったら「中洲」、札幌ならば「すすきの」のような、代名詞的な繁華街が全国津々浦々ありますが、ここ仙台では「国分町」がそれにあたります。

国分町」または「ぶんちょう」と呼ばれる一帯、中洲やすすきのと名を並べるにはおこがましいささやかなサイズ感ではありますが、お酒を飲み始めの子たちから、下から突き上げられ上からは押さえつけられる中堅チーム、お偉い方、友だち飲みも、デートも、いかがわしい感じも、わびしい感じも、仙台の酸いも甘いも分け隔てすることなくまるっと引き受けてくれる、その懐の深さは他の街にも引けをとりません。

そんな国分町で何十年も営業を続けている喫茶店が「チャオ」です。飲み中のお店からお店への移動の途中や、飲み終わりの締めの一杯、お酒の雰囲気じゃなくてコーヒーが飲みたくなった、あんな時やこんな時に大活躍のチャオ。お店構えからご想像いただいた通りの昭和感漂う純喫茶です。

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久しぶりにお店の前を通り、あんなことやこんなことが思い出されました。繁華街で思い出されるものと言えば、できることならこのまま記憶の沼の底で静かにしていてほしいものばかり。なんだかちょっと気恥ずかしくなり、写真だけ撮って(写真は撮る)足早に通り過ぎました。

仙台にいるものの、こんな状況なので帰って来ていることを特には伝えてはいないのですが、いろいろと落ち着いたら、仙台の友だちと飲みに行きたいものです。

飲みに行きたいなんてさらっと書いてしまいましたが、仙台に帰ってからというものまったくもってお酒の類から遠ざかった生活をしているので、久しぶりに飲んだりしたら、それこそ恥ずかしいことにならないかしら。心配です。