日本三景の一つに数えられる松島。名前の通り海に浮かぶ松の島、その数なんと264もの島々が松島湾浮かんでいるそうです。そしてここに目指す念願のかき氷が!
1911年創業の「松華堂」という手作りのカステラを販売するお店で、松島にある本店の2階のカフェで、夏季のみ2つの種類のかき氷を出しているのですが、お目当は純正アカシアはちみつの自家製シロップと、自分でギュギュと絞ってかけるレモン果汁の「氷はちみつ(レモン添え)」です。白い美しい氷の山と、横にコロン置かれたレモンの写真、何度も見たあの氷はちみつを今日こそ!
松島は、仙台駅からJR仙石線でおよそ30分。自宅がバス-地下鉄エリアのため、ふだんJRに乗ることはまずありません。仙石線に乗るなんて高校生の時以来かも。
宮城県出身の漫画家石ノ森章太郎の美術館が石巻にあり、JRとコラボで走っているマンガッタンライナーなるものに乗りました。いくつかのバージョンがあるそうですが、この日はロボコン。
普段松島に来るときは車なので、地元の人しか通らないような道で行っていたのですが、電車で行く松島はとっても新鮮。窓からの眺める街並みは、建物同士もしっかり3密を避けているように見えます。地方の町といった景色が、本塩釜の駅を過ぎたあたりから景色が一変。山や海が見えてきて、牡蠣小屋の看板などが現れます。ちょっとしたGoToトラベル気分。
「どんぐりころころ」の作詞をされた青木先生が松島町の出身ということで、松島には「どんぐりころころ」の歌碑があるんです。ここにしかないと勝手に思い込んでましたが、北は札幌、南は福岡まで、全国にけっこうな数の「どんぐりころころ」の歌碑が設置されているようです。
色々なお店を外から眺めながら、駅から少しあるいたところにある松華堂を目指します。雲は多めですが、じらっと暑い。氷はちみつはもうすぐそこ!
なんと、松華堂さまの氷は8月いっぱいのようでした。(前の日にどなたかがインスタでアップしたのを見たのに、しくしく)悲しい気持ちを噛み締め、んんん〜松華堂の氷は来年に持ち越しですと心に誓います。ってわたしは来年もいるのか?
「氷はちみつ」と同じくらい、心惹かれていた「松華堂プリン」をいただいてきました。大変おいしいプリン。硬さ、甘さ、ほろ苦さなど全てにおいてパーフェクトなバランスのプロの仕事と丁寧に選ばれた材料で作られた上品な美味しさは絶品です。大変美味しゅうございました。
ふわふわと漂う蜃気楼のような氷はちみつの残像を振り払うようにして家路に着きましたとさ。