ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

カモメに襲われた

 

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先日来たときより、若干賑わいが戻ってきた日本三景松島。お土産通りにあるひときわかわいいお店「雪竹屋」、雑貨とおせんべいを中心にしたラインアップで、ひさしく見かけなかった購買意欲がぐわっと牙を向いてくるほど、ほんっとに可愛いです。道路に面した雪竹屋の2階は、先日ブログに書いた老舗のカステラ屋さん松華堂菓子店です。

matcha-jp.com

上の写真のカモメもかわいい。お店にこのカモメのエコバックもありました。松島観光のひとつに、遊覧船観光があるのですが、その目玉が「船上かっぱえびせん餌付け」です。ぽいっとかっぱえびせんを1本投げると、落とすことなくキャッチするカモメ。慣れてくると、つまんだかっぱえびせんを手からそのまま食べてくれるカモメ。

このかわいい張り紙を見ながら、かわいいねえ、けどソフトクリームも食べるんだ、カモメおそるべしだねえ、キャッキャッキャと話していると、リンクのウェブマガジンに登場する雪竹屋のおにいさんが「ははは、でもほんと、ここのカモメなんでも食べるみたいですよ。ソフトクリームも食べるし、その先のカレーパン屋さんのカレーパンも食べられたっていうのも聞きますよ」

なんとー。かわいい顔して、カレーパンまで食べるとは。

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その10分後、このカレーパンが食べられました

お店の並ぶ通りの向かいが、観光客の集合写真を撮るスポットや、遊覧船の乗り場がある広場になっていて、カモメの気配を気にしつつ広場のベンチでカレーパンを食べました。

ハフハフとカレーパンを口にし、ちょうど半分くらい食べたところで、下半分のカレーパンを食べやすいように、中のカレーがぶちゃっと出ないよう気をつけながら、袋からいい感じに出そうとしたその瞬間。

 

いったっ(痛)!!!

広場に響き渡るわたしの声。

 

いやあ、危ねなーと思って見でだんだっちゃわ〜

嬉しそう(?)に話しかけてくるおじい。

 

???

戸惑う友人。

 

カレーパンがぶちゅっとならないように(半熟卵入りカレーパンだった)気をつけたその瞬間です。わたしの「気」がカモメからほんのちょっとそれたその瞬間をカモメは見逃しませんでした。

背後ななめ上から、下半分のカレーパンをつまんだわたしの右手の親指をかすめつつ、やられました。わたしのカレーパン。左手にはカレーパンの消えた袋、そして、一瞬前まではカレーパンをつまんでいたはずのうっすら血の流れる右手の親指。

 

「いやあー危ねーなーと思っだんだよわ」

ふたたびおじい、戻ってきてもう一回言う。(てか誰だよー)

 

ちなみに、カモメとの食うか食われるかの戦い(いや、食われないか食われるかの戦い。なんか腑に落ちない)を制すには、イギリスのとある大学の研究によれば「カモメの目をがっと見る。そして目線を外さない」だそうです。目をそらした時点でわたしが負けでした。どこの海辺でも、カモメとの戦いが繰り広げられているのですね。

www.newscientist.com

 

そんな松島の昼下がり。

ふたたび雪竹屋に戻り、お店のお兄さんにカレーパンをカモメやられた話をひとしきりし、ソフトクリームをいただいてきました。ものっすごく美味しいです。

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ちょっと食べちゃった

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おせんべいも買ってきた(カステラも)

カモメ〜