今年の10月にこのニュースを見て「やっと!」と喜んだ方も多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。Vamos, PASMO(パスモ)!
通勤で使っていた路線が地下鉄(東京メトロ)のみの乗り継ぎだったので、作れる定期がパスモのみ、そんなわけでわたしの交通系ICカードはパスモのみでした。
2016年の10月にApple PayでSuicaのサービスを開始したときには、スマホに定期が集約できたらすごく便利、「スイカいいなあー」とわりと本気で思ったものです。忘れ物する可能性のあるものも1個減ります。ステキです。
どれだけ羨ましがったところで、Suicaでは定期を作れないのでしょうがない。そして時は流れ、記憶からも消え去っていたところに、2020年10月Apple PayのPASMOサービス開始のお知らせでした。
さっそく使っているのですが、これほんと便利です。カバンからおもむろにスマホを出して、画面をアンロックしたりアプリを立ち上げることなく、バスも地下鉄もコンビニも、スマホを「ピ」とすればOK。めでたし、めでたし。
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が、しかし。
ここに来てひとつ問題が発生しました。コンビニでのお支払いです。
東京にいた時は、コンビニなどでの少額の支払いではパスモを使うことが多かったのです。ですが今年仙台に来て、コンビニでいつもの通り「パスモで」と言いましたら、店員さんとわたしの間に「パ・・・?」のような微妙な空気が流れたのです。
その店員さん、わたしの手にあるパスモを見て、すぐにあっと気がつかれたのですが、確かに仙台だと「パスモで」は聞き慣れないですよね。でもスイカじゃないのに「スイカで」って言うのも微妙だし・・・。
そんなことが過去にあり、その後は「(もにょもにょ)で」とにごしながらパスモを出して定員さんの目線に入れるというスペシャルテクニックを駆使しておりました。(応用編:「これで」と言ってカードを見せる)
ちなみに仙台の交通系ICカードは「 icsca(イクスカ)」
が、しかしです。
Apple Payのパスモ、先ほど「カバンからおもむろにスマホを出して、画面をアンロックしたりアプリを立ち上げることなく、バスも地下鉄もコンビニも、スマホを「ピ」とすればOK。めでたし、めでたし。」とドヤ顔で申し上げました通りでして、スマホをかざすだけになったので、あのスペシャルテクニックが使えなくなってしまったのです。
「お支払いの時になんて言う?」とうとうこの問題と向き合う日が来たようです。どうしましょう。
画面を見せるわけでもないので、お店の人にはわからないのだから「スイカで」と言ってしまえばいいのかしら。そもそも、お店側の作業としては支払いの際にSuicaとPASMOの区別をしているのでしょうか。それとも「交通系ICカード」ひとくくりなのでしょうか。だったら「コーツーケーで」とか言ったらいいかしら。(そんな言い方してる人見たことないけど)
言ってもパスモはまだ知名度があるのでなんとかなるような気がしないでもないですが、これが仮に東京で(北海道で、大阪で、福岡で)「イクスカで」と言って通じるのかという話です。
まあー通じないですよね。わたしですら「イクスカで」と言われたら「ん?何すか?」となると思います。都会で「イクスカで」と言って「は?」とされ、そのつれないリアクションに心折れ、おとなしい仙台人はひっそりとスイカかパスモに乗り換えるのではないかしら。*icsca(イクスカ)は仙台市交通局の発行する交通系ICカードです。
どう言うのがお店の方もこちらもすっといけるのでしょう。・・・これって、世間一般では解決済みの案件なのでしょうか。