去年の春、おさんぽの延長でたまたま歩いたこの通りで、エリンギの形をした不思議な建物に出会いました。それはシメジだったとブログにしたときに知るのですが、なんにしても不思議なビル。以来、この通りはわたしのお気に入りのさんぽ道となり、先日はこの同じ通りにあるちょっと怪しげな、でも味はたしかに美味しい、タイ料理屋さんのこともブログに書きました。
気になるものだらけのこの通り。今日も通った時に、静かに、でも30人くらいお店の外に並んでいるパン屋らしき小さなお店をみつけてしまいました。気になります。今日のブログもこの通りから、こちらも以前から気になっていたカフェ『喫茶ビジュゥ』に行ってきました。
場所は仙台の映画好きのみなさんにおなじみの「フォーラム仙台」という映画館のお隣です。フォーラムは、日本映画はもちろん、アート系や、外国映画など、いろんな映画をまんべんなく上映してくれる、仙台の映画文化を支えるいい映画館。そのお隣さん、素敵じゃないわけがない。
ブログを書くにあたり、お店のホームページや、オーナーのインタビュー記事などを見ていたら、この「ビジュゥ」という名前は、オーナーのネコの名前が由来なのだそう。ちいさい「ゥ」なところはオーナーのこだわりでしょうか。
確かに、お店のドアがネコ仕様(ドアにネコドアがついているドア、しかも青いドア!かわいい)になっていましたし、よく見てみると店名のロゴにもネコがいました。そういえば、店内にあるブックシェルフにも、ネコのブックスタンドがいました。
ここしばらくよくインスタにあがっていたイチゴのワッフルを食べようと思っていたのですが、お店のホームページを見たら、破壊力満点の美しい写真たち。ワッフルやケーキ、オランダのパンケーキ、パンネクックだってある。目移りしまくりで、お店で決めよう。
メニューを見ると、チャイだけでも5種類もある。いやーん、毎日通いたい。顔を上げるとブックシェルフがあって、映画、漫画、音楽の本、映画のパンフレットなんかも置いてある。あの『寝ぼけ眼のアルファルファ』が置いてあるのを見つけてしまった。いやーん、やっぱり毎日通いたい。毎日順番にチャイやコーヒーを飲み、パンケーキやプリンを食べ、そしてこの棚にある本たちを一冊ずつ読みたい。せめて本の貸し出しとかしてくれないかしら。
この日選んだのは、マサラチャイ、マロンケーキ、そして大橋裕之の『音楽と漫画』。マロンケーキはフォークとナイフ(スプーンとフォークだったかな)が必要なくらい繊細。こんな繊細なケーキと、こんなロックでアホな漫画が、意外にもマッチ。とっても美味しくいただいてきました。
おいしそうな写真盛りだくさんのお店のホームページ