「フォーラス」とは、仙台の待ち合わせ場所としてもよく使われる商業施設です。「じゃ、フォーラス前で6時に」または「ラス前6時」のような使い方をします。「ラス前」なんてまだ使う人いるのかしらと思ったら、ネット上にちょこちょこ「ラス前」についての記載がありました。
ちなみに、もうひとつ定番の待ち合わせ場所に「ラルフ前」というのがありました。これは、仙台駅2階コンコースのステンドグラス前に、2008年までの20年間、伊達政宗の騎馬像があり、その像がポロ・ラルフローレンのあのロゴに似ていたところから「ラルフ前」と言われていました。実際に友だちに「ラルフ前でー」と言われた記憶は一度もないので、本当に使われていたかは不明です。
ラス前と、ラルフ前、……知っていても役に立つことはないであろう仙台情報です。
本題に戻りまして、こちら「フォーラス」の地下にこの2月にオープンした、チョコレート&フルーツパーラー『果実(KASANE)』に寄ってきました。
チョコレート&フルーツパーラー、チョコレートパフェにするか、フルーツパフェにするか、なかなか悩ましいところ。いつもでしたら悩むことなくチョコレートパフェなのですが、今回めずらしく悩ましいということは、きっとフルーツパフェにしたらいいのかもしれません。
見た目にも華やかなフルーツパフェ、まるでフルーツのブーケのようです。ウットリ眺めるもつかの間、気がつきました。なぜわたしがいつも悩むことなくチョコレートパフェを選んでいたのかを……。
なぜなら、フルーツパフェにはわたしの苦手なパイナップルがいるからでした。パイナップルの存在、長いことフルーツパフェを食べていないのですっかり忘れておりました。パイナップルと、パイナップルがぺったりとくっついていたグレープフルーツを残し、大変美味しくいただいてまいりました。
パフェは大人になってから好きになったと先日書いたところですが、子どもの頃と比べるとパフェのクオリティ自体がずいぶんと進化したように思います。
昔のフルーツパフェといえば、缶詰のフルーツを使っているものも多かった。わたし、缶詰のフルーツがあまり得意ではないのです。その中でも特に缶詰のミカンが苦手で……フルーツミックスのようなものを使っているお店だと、苦手なミカンに加え、何にしても食べられないパイナップルも共に入っていることが多く、さらにはホイップクリームも当時は得意ではなかったので、トッピングにあるリンゴ(リンゴは生)とアイスクリームを食べたら、あとは持て余してぐちゃぐちゃになるのを待つだけでした。
そんなわけで昔のフルーツパフェはそもそもあまり好きではなかったのかもしれません。いずれにしても、パイナップルがあることを思い出してしまったので、今後もフルーツパフェの場合は「3種ベリーのパフェ」とか「シャインマスカットと巨峰のパフェ」などの、何かのフルーツに限定した今時のフルーツパフェしようと思います。