雲ひとつない五月晴れの気持ちのよい日、ちょっぴりディープな目的地を目指しておさんぽを決行してまいりました。
仙台駅から歩いて30分圏内の広瀬川流れる岸辺(このフレーズを読んでピンときた方は仙台通)の町「米ヶ袋(こめがふくろ)」です。東北大学などが近いことから学生が住むアパートも多い地区なのですが、なんせ東北大学生なのでイメージ的には「黒髪眼鏡たちの研究室」が閑静な住宅街に紛れている雰囲気。広瀬川を渡るとそこには伊達政宗公が眠る「瑞鳳殿」、そんなエリア、米ヶ袋。
広瀬川の河川敷にひっそりと佇む「縛り地蔵尊」に行ってきました。縛り地蔵って!
ちょっぴりドキッとするくらいグルグル巻きです。静かすぎる静かな河岸にグルグルのお地蔵さんってちょっとホラーです。
ではありますが、敷地にある看板の説明を読むと、江戸時代の前期に起こった「伊達騒動」とよばれる仙台藩のお家騒動で非業の死を遂げた伊東七十郎重孝の供養のために建てられた地蔵尊とのこと。
「人間のあらゆる苦しみを取り除いてくれる」もので、願掛けに縄で縛る習わしなのだそうです。ホラーじゃなかった。そしてこのグルグルは、年に一度だけ7月の縁日に解かれるそうです。(検索するとこの他にもホラーめいたこともちらちら出てきました)
ちなみに、その看板。ブログに書くときにちゃんと読もうと写真を撮ってきました。いや、きたはずなのですが......