今回も昨年食べられなかった1皿をいただいてきました。
創業は明治時代、仙台空襲によって1947年(昭和22年)に現在地に移転してきた、仙台の茶人に愛される老舗の御菓子司「賣茶翁/売茶翁(ばいさおう)」です。
コロナ以前は、喫茶室でかき氷がいただけたのですが、喫茶室が感染対策でクローズしていてかき氷もテイクアウトのみ……ということに。喫茶室開かないかなあと思っているうちに昨年はかき氷シーズンが終わってしまいました。
先日お店の前を通りかかると、ちょうど人が並んでいない良さげなタイミング。今なら敷地内でかき氷食べられるかなと引き寄せられるようにふらり。
ちょこちょこと人は訪れるのですが、お茶菓子をまとめて買っていかれる方がほとんど。ひとりでふらっと寄ってどら焼きをひとつだけ買って帰るサラリーマンも3人もいました。コンビニでもどら焼きが買える時代に、賣茶翁でマイどら焼きを買うサラリーマン、違いのわかる男、ステキです。
賣茶翁のかき氷は2種類。「雪茶」(抹茶のかき氷)と「雪茶あずき」(抹茶の小豆のせかき氷)美しい名前のかき氷です。別売りの練乳もつけられます。
外で撮ったので光で色が飛んでいますが、かなり濃い抹茶です。お...おいしい。別次元的な美味しさです。ほんっとに美味しい。抹茶のストレートで食べたり、ミニボトルに入った別売りの練乳をかけて食べたり、永遠に食べ続けたい美味しさ。
わたしの好みの抹茶のストライクゾーンが狭いので、あまり抹茶のスイーツを食べないのですが、美味しい抹茶は好きです。賣茶翁の雪茶は濃さも味も大満足、ベストオブザベストな1杯でした。
今年の8杯目、大変おいしゅうございました。