ふだん「赤いもの」に手を出すことはなかなかないのですが、唯一持っているわたしの赤いものが、IDÉEのPOOL「いろいろの服」シリーズの2017年の秋冬シーズンに出た赤いろのワンピースです。
POOLはものづくりの過程で発生するハギレや端材、流通過程で発生した販売できなくなった商品を、新たな価値のある商品に再生させる取り組みです。その中で、無印良品で生産するファブリックを無駄なく使い切るために生まれたのが「いろいろの服」。
ワンピースの他にもパンツやスカートなど、名前の通りいろいろなカラーバリエーションで展開しています。
IDÉE(イデー:家具やインテリアを扱うショップ)で服を見ていると、iPadに入った実際に商品を着たの画像を見せていただくことがあります。モデルではなくIDÉEのショップの方が着ている画像なのでイメージしやすく、あらかわいいなんて思っているうちについつい「じゃあ、これ」となったりならなかったり。そんな感じでつい手を出してしまった赤のワンピース、in 2017。
ショップに並んでいるとさほど気にならなかった赤ですが、実際に着ていると十中八九「おお、赤ですね」と声をかけられます。たとえばこれを着て食事に行くと、オーダーを取る人に「おお、赤ですね」と言われ、料理をサーブする人に「おお、赤ですね」と言われ、お会計の時にも「おお、赤ですね」と言われます。一度これを来て仙台の実家に来たときには、母にも「あら、赤ね」と言われました。
「おお、赤ですね」と言われないことがないくらい「おお、赤ですね」と言われる赤のワンピース。ちなみに他の色も持っているのですが、それについてコメントをもらったことはありません。というか、ふだん知らない人に着ている服のコメントを言われることってあまりないです。
今は上海の家に置きっ放しとなっているこのワンピース。あまりに「おお、赤ですね」と言われるものですから、なんだか赤の国中国で着て歩くことがはばかられ、上海では室内でしか着たことがないのですが、何か言われるか興味があるので今度帰ったら着てみようかな。「哦、红色的(おお、ほんすーだ)」とか言われるのかしら。
今週のお題「赤いもの」