ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

焼きそば好きのわたしの一番好きな焼きそばはインドネシアの「ミーゴレン」

 

唐突ですが、わたしは麺が大好きです。どこの国の麺料理も、汁有りも汁無しもどちらも好き。どれも好きですが食べる回数の点でいくと、焼きそば、まぜそば、パスタ、油そば冷やし中華などの汁なし麺が圧倒的に多いかもしれません。

その中でも焼きそばが特に好きで、数ヶ月くらいなら毎食焼きそばでもOKです。数ヶ月OKなら、もうこの先ずっと焼きそばでもいいのじゃないかと思わなくもありません。

アメリカでは焼きそばのことを「chow mein(チャウメン)」というので(もちろんfried noodlesも使います)、語源は中華系の入植者が広めていった中国語の「炒面(チャオミエン)」と思われます。

一方、ブラジルの焼きそばは「yakissoba(ヤキソバ)」で、Sが2つになる点を除けば日本のそれほとんどそのまま。日本からの入植者が持ち込んだのでしょう。どうでもいいような情報ですが、お店で食べるとだいたいブロッコリーとパプリカが入っています。

長い前置きになりましたが、焼きそば好きのわたしの一番好きな焼きそばはというと、インドネシアの「ミーゴレン」です。「ミー」がインドネシア語で「そば」、「ゴレン」が「炒め」です。外国語のままではなく自国の言葉を充てていることからも、外国の料理ではなく自国の食文化(起源はどこであれ)の地位を確立しているメニュー。

炒めた麺ならなんでもいいのかと言えばそんなことはなく、ミーゴレンがミーゴレンになるためには、「ケチャップマニス」と「サンバル」の2つが不可欠です。

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「ケチャップマニス」は「甘口醤油」と説明されることが多いようですが、初めて見た時にはケチャップの綴りが間違えているんじゃないかと思いました。「ケチャップ」がソース全般のことを指すようです、マニスは「甘い」の意味です。「サンバル」はトウガラシやニンニクがメインの辛味調味料。

このふたつがタッグを組んで初めてあのミーゴレンの味となります。

エスニックな味付けや、辛すぎる料理が苦手な方にも馴染みやすいミーゴレン。エスニックも辛いのも好きな人にももちろん馴染みやすいミーゴレン。みんな大好きミーゴレン。

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日本でよく見かけるのはABCの調味料

そんなわけで、先日ミーゴレンを食しに仙台の東南アジア料理いろいろ屋さんのマカンに行ってきました。マカン(makan)の意味が、インドネシア語、マレー語、シンガポール英語でも「食べる」の意味なので、マカンに来ると東南アジア全般のごはんを食べることができるんです。

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ふたたび仙台のマカンに行ってきました

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マカンのミーゴレン

んまっ。大変美味しく頂きました!