ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

「そうそう、これこれ」と上海を楽しむハネムーン・ピリオド

 

「ハネムーン・ピリオド」とは、多くの場合はものごとを始めたばかりの時期、二者間の関係が良好な期間のことを指しますが、まさに2年ぶりにやってきた上海とわたしの関係を表すのにぴったりな言葉です。

とくに前回いた時の後半は、2年もいるのに全く中国語ができなくてやばい・・と思っていたのですが、2年間の日本生活をはさみそんなのすっかりリセット。中国に来たばかりの外国人として、新たに手に入れた外国人カードをバシバシ切りまくっています。

いつもならそれってどうなんだろうと思う疑問も、まあまあそんなこともあるよねとおおらかな気持ちで受け止められるし、ほんの小さなどうでもいいようなことにも、関心を持って楽しめている、幸せな時期を過ごしています。

そんな、ハネムーン・ピリオド in 上海のどうでもいいような小さいこと。

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スターバックス リザーブのご当地タンブラーが濃い

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絶対欲しくないのに、欲しい気がしてくる

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アパっぽい(創業者の顔を使用する)広告がメジャー
ここ数年いろいろ問題になっていた上海拠点の美容・理容室のチェーン店

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創業者の顔広告といえば、具入りのラー油「ラオガンマ」

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おじさんかと思ってたらおばさんだった
のコメントが多いタオさん(写真の女性)

ラオガンマ(老干媽)とは陶華碧(タオ・ホァビ)さんのニックネームで、意訳すると「おふくろさん」だそうです(wiki情報)。いかにも一代目的なアメリカン・ドリームならぬ、チャイナ・ドリーム「農村の貧困家庭に生まれ、夫を亡くし、女手ひとつで子どもを育て・・・初めて書けるようになった文字は、ラオガンマの契約のために覚えた自分の名前の3文字、そこから今や年間売上が700億、800億円とも言われる大企業に」という伝説のタオさん、現在75歳。アパ社長のように自伝を出しているのかは不明ですが・・

ラオガンマはいろいろな種類を展開していますが、調味料的に使う具入りラー油と、食べるラー油的に薬味のように使うタイプがあります。中国ではどの家庭にも必ず1瓶なラオガンマ、上海に住むからには我が家も買わねば。

今回買ったのは前者の豆豉(トウチ)入りのラー油で、メインの調味料としてももちろん使えますが、個人的には隠し味的に使って味をびしっと決める係が良い気がします。日本ではカルディで見かけた気がします。

そしてカルディといえば、戻ってきたからには上海のカルディにも顔を出しておこうかな。

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これこれ、これぞ上海カルディ

お店の入れ換われの激しい上海で、コロナの影響で日本人人口がドーンと減っていた上海で、主に日本食材を扱うカルディがこの2年間の間持ちこたえていたことにもびっくり。

なぜなら上海のカルディ(CALDI)は、日本のカルディ(KALDI)とは何の関係もなく、もちろん日本のカルディ(KALDI)の上海店というわけでもありません。あくまでも上海のローカル企業、カルディ(CALDI)なのです。さすがに無くなっていてもおかしくないだろうなと思っていましたが、元気に営業していました。よかった、カルディもやっていました。(何も買わないけど)

そんなわけで、ハネムーン・ピリオド in 上海は、2度目ということもあって、初回時ほどの興奮はないけれど、だいたい何を見ても「そうそう、これこれ」と楽しめています。もうしばらくハネムーンな感じでいけそうです。