上海市内の公園には、近隣の住人ボランティアたちにお世話されるネコたちが住んでいる。そんな公園の民を眺めようとこの日訪れたのは、上海の繁華街にある静安公園。
静安(ジンアン)区の交差点に建つ1000年以上の歴史のある黄金の古刹。古刹なんて書くと荘厳なお寺を想像しますが、一瞬タイのバンコクかなと思うくらいギラギラなお寺、静安寺(ジンアンスー)。デパートやブランドモール、5つ星ホテルなどが集まるエリアで、ちょうどお寺の向かい右手間の工事中のところのからの半ブロックほどの敷地が静安公園。
公園の民はネコさま方、ふだんはツンとしているのですが、しゃがむとジッと見てくる。そしてその厳しい眼差しにときめくわたし。休日の公園は人でいっぱいですが、中にはわたしのようにネコ目当ての人もいるようで、いなばのチャオちゅ〜る(の中国版)などおやつ持参でネコをまわりにはべらせている方もいたりしました。
そして、公園の民といえばネコだけではなく、こちらの方達もれっきとした民。
マイカラオケを持参で歌う人、サックスを演奏する集団(持ち運びやすそうな楽器はいろいろあるけれど、アルトサックスが人気みたい。なんででしょうね)、そんな人たちに混ざって上の写真のような自前の楽器を演奏する人たちも。ノコギリの人、とっても上手でしたよ。
中国の公園って本当にカラフルな民たちでいっぱいです。日本と同様ここ最近はめっきり春な日が続いていて、ネコも人間も、陽気に誘われ週末の公園を満喫していました。
静安公園の民たちを集めてみましたが、最近コロナの感染者が一気に増え、静安公園も一時封鎖しているようです。ネコたち、ちゃんと餌やお水を確保できているかしら。おじいやおばあたちは大丈夫だと思います。
今週のお題「わたしのコレクション」