ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

中国の国民的インスタントラーメンで、もりもりパクチーをいただく

 

前回のブログで、小ネギの成長を見守っている話を書いたのですが、本日はその小ネギ子(と呼んでいる)の後ろに写るもりもりパクチーの行方についての話です。

パクチーのことは嫌いではないですが、パクチーサラダのようにパクチーだけをもりもり食べたいくらい好きとはちょっと違う種類の好き。いわばミョウガのような、メインにはならないけれどもモブにはキャラが立ちすぎている、そんないい味を出すバイプレーヤー的な存在と言いますか、あったらうれしいけどなくてもいいよ、くらいの好き度合いです。

どうでもいいような話ですが、シラントロ、シャンツァイ(香菜)、コリアンダーといろいろな国の名称がそのまま日本語でも使用されているパクチーですが、和名のコエンドロが一番定着していないのはなぜでしょう。

小ネギ子の後ろのもりもりパクチー

もりもりのパクチーを薬味として使っていては美味しい時を逃してしまいそうなので、政府配給品(現在上海は新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市封鎖中につき、政府や企業からの配給があったりなかったりします)のトマトやたまごと共にパクチートマトオムレツを作ることにしました。本日は、パクチーオムレツに、同じく配給品のチンゲン菜を添えて、こちらの中国人気NO.1インスタントラーメンの上に乗せてみようと思います。どどどん!

どどん!

中国14億人の胃袋を掴むインスタントラーメン、康師傅(カンシーフ)の紅焼牛肉麺(ホンシャオニュウロウ麺)です。こちらも政府からの配給品。

日本でいえばNISSINのカップヌードル的なポジションでしょうか。中国でやシェア第1位のカンシーフシリーズ。カップヌードルの赤いバージョンと同様、カンシーフも赤の「ホンシャオニュウロウ麺」がオリジナルフレーバーです。

スーパーやコンビニはもちろん、空港や駅、動物園、ありとあらゆる場所で見かけるカンシーフのインスタント麺(カップも袋もある)。ちなみに、見た目魚肉ソーセージだけれど魚肉ではない謎肉ソーセージと一緒に食べるのが中華人民共和国スタイルです。

が、しかし。わたしは今まで食べたことはなく、この先もおそらく食べることはないと思っていましたが、神様の気まぐれか、配給品として我が家にやって来ました。

あえては食べませんが、来てくれたのなら拒む理由はありません。さっそく作り方を見てみると、作り方がどこにも書いていない!!沸かすべきお水の量も、何分麺をゆでたら良いのかも、作り方の記載なし。

「自由に作ったらいいよ」ということでしょうか。麺硬めが好きな人は硬めに、柔らかめが好きなら柔らかく。濃いスープが好きなら濃く、優しい味が好みなら・・・好きにしたらいいよ的な。そんなわけで、好みのチョイ硬めくらいでいこうと思います。

麺増量バージョンだったので、夫と半分こして食べます
小ネギ子も育っています

パクチートマトオムレツを作る

粉スープと別の、お好みでどうぞスパイスはあと乗せします

ホンシャオニュウロウ麺の
パクチートマト(の量と卵の割合いが合わずまとまらなかった)オムレツ
青梗菜とウマダレスパイスを乗せて出来上がり

初めて食べたホンシャオニュウロウ麺、思っていたよりもずっとずっと醤油ラーメンな感じでした。きっつい香辛料とかだったらアレかなと思っていましたが、意外にもオーソドックスなフレイバー。今回はパクチーがどんと乗っているので、トマトの酸味と相まって東南アジアフレイバーに仕上がっていますが、ふつうにチャーシューと味玉とネギを乗せたらごくノーマルな醤油ラーメンです。

配給品の中に、以前ブログでも書いた豆鼓の入ったラー油のラオガンマ(老干媽)が入っていたのですが、ラオガンマと青梗菜と中国ソーセージ(これも配給品にあった)と一緒に食べれば、これで一気に14億の民の仲間入り。

どうでもいいような話ですが、我が家のラオガンマはまだまだ残っているので、配給でいただいたラオガンマと中国の謎肉ソーセージは、アパートの「お好きな方はご自由にどうぞスペース」に置いておきました。