若いころは中華スイーツってあまり興味がありませんでした。理由はいくつかあって、全般的にお腹にたまりそうなものが多い(タピオカや、芋圆のようなおいものお団子、苦手なあずきを含む甘い豆たち)、そして砂糖の甘さが強い。まあ、スイーツですから・・
そんなわけでジャンクなチップスや、サブレのような焼き菓子などを好んできたのですが、大人になって好みの幅は広がり(チップスたちも現役)、中華スイーツも今や好きなもののど真ん中に入ってきました。
たぶん、中華スイーツの側も、和菓子が現代人の好みに合うよう甘さが控え目になっていったのと同じように、甘さが調整され、プルプルふるふるしたものたちが増え、さらには写真映えするように進化を遂げたのでしょう。知らないけど。
さて、ここまで「中華スイーツ」と書いてきましたが、わたし個人の感覚ですが、アイスモンスターやタピオカ、豆花なんかは台湾スイーツ、一方エッグタルトやマンゴープリンなんかは香港スイーツのイメージが強いのです。ですが、たぶんここ上海で、うっかり台湾スイーツとかいうと「・・・」な間が流れそうですので、とりあえず全部中華スイーツと呼ぶのがセーフのような気がします。
今日は40度、という日が数日続いていたうちの1日、お昼に中華スイーツを食べにいきました。お店の名前は「堂屋糖水店」、糖水とは中華風のおしるこのことですが、日本でいう甘味処のようなお店です。
席も着いたらテーブルに貼ってある二次元コードをスマホ読み込んで、そこでオーダーも支払いもかで完結なので、中国語が話せなくてもだいじょうぶ。オーダーは大丈夫だけれど、わたしの中国語は一向に大丈夫にならない。
今回頼んだのは、この中華スイーツいろいろのせです。別にミルクがつくのですが、ふつうのミルクとココナツミルクのどちらかを選べます。わたしはココナツミルクで。
日本だとゼリーやミルクは冷やして提供されそうな気がしますが、冷やさないで食べるのが中華風。外が40度もあると、自分の体温も含め、大概のものがひんやり感じます。
大変おいしゅうございました。