先日行った甘味処で、杨枝甘露を食べてきました。中華圏南側ではとてもポピュラーなスイーツ、オリジンは香港のようです。
さて杨枝甘露。タイトル箇所からここまで数回「杨枝甘露」と書いてきたのですが、とてもポピュラーなわりになんと読むのか知らずにおりました。オーダーをして杨枝甘露が来るのを待っている間に読みを検索。中国語の読みは「Yang zhi gan lu(ヤンジーガンルー)」でした。
ヤンとルーは想像していた通りですが、ジーとガン、今回改めて覚えました。中国語がわからないというと、「でも日本人は漢字読めるからいいよね」とよく言われることがあるのですが、いやいや、さほど役に立たないこともちょいちょいあります。
検索していると数年前に成城石井で「ヨンジーガムロ」の名前で販売されていたことがあったようです。ヨンジーガムロは香港など使用されている広東語読み。
ちなみに日本語名はあるのかなと検索したところ、日本語名はないようで、中国語読みをするか「マンゴー、グレープフルーツ、タピオカのはいったココナツミルクのデザート」と言うしかないと書いてありました。英語名もないようで、英語も同様な感じで「Mango pomelo sago」となっていました。
日本語と英語、マンゴーはどちらもマンゴー、グレープフルーツがポメロ(ブンタンとかサボンのこと)、そしてサゴ(=サゴヤシのデンプン、タピオカ=キャッサバのデンプン)と、微妙に中身の材料が入れ替わっています。
実際に「杨枝甘露」に入っている中身としては、英語の「マンゴー ポメロ サゴ」の方が正確で、日本語の「マンゴー、グレープフルーツ、タピオカ」は日本で一般的なものに寄せた感じになっていました。
たしかに、ポメロとかサゴと言われても、ピンとこないのでグレープフルーツとタピオカでもいいかな・・(いいのか?)ま、いっか。
料理名の翻訳って、悩ましい。
无法隔禅相望(禅の向こう側で見つめ合うことができない)
只求共饮此盌(この器を一緒に飲みたい)
*DeePL翻訳
翻訳をかけたものの、言いたいことの意味は、わかるようなわからないような・・悩ましい。
大変美味しくいただきました。